主な成果紹介

教育

事業毎の主な成果

 

教学組織の見直しと既存学部の教学改革・新学部創設

国際文化学部を深草キャンパスへ移転・改組し、
新たに「国際学部」を設置

社会全体のグローバル化が加速する中、多様な人種、言語、文化や価値観が共存し、それらを尊重し合うことができる「多文化共生キャンパス」を国際都市「京都」で実現すべく、2015年4月に国際文化学部を瀬田キャンパスから深草キャンパスへ移転し、同時に「国際学部」へ改組します。新たに設置する国際学部は、多様な言語・文化を学びながらそれぞれの国や地域の社会問題を理解することをめざす「国際文化学科」と、高い英語運用能力(コミュニケーション能力)と、グローバルな視点からの知識・思考力、世界でも通用する倫理観を身につけることをめざす「グローバルスタディーズ学科」の2学科で構成されます。グローバルスタディーズ学科では実践的な英語力を育成するため、新たに卒業要件として、TOEIC®730点以上の取得が課されます。

瀬田キャンパスに「農学部」を新設

本学にとって9つ目の学部となる、「農学部」を2015年4月に瀬田キャンパスへ新設します。農学部では、生きていく上で欠かすことのできない「食」とそれを支える「農」を「食の循環」という観点で捉え、これに伴う様々な問題に向き合うことのできる人材育成をめざします。
龍谷大学農学部では、「農学」を総合的な学問と位置づけ、「植物生命科学科」「資源生物科学科」(自然科学系)、「食品栄養学科」(家政学系)、「食料農業システム学科」(社会科学系)の4学科を設置します。これらの学科では「食の安心・安全」や「持続可能な社会」をキーワードに龍谷大学農学部ならではの多様な教学展開を図る予定です。

 

学士課程教育の充実と学位の質保証

「3つのポリシー」の策定

全ての学部(8学部)及び短期大学部において、「3つのポリシー」(学位授与の方針/教育課程編成・実施の方針/入学者受入の方 針)を策定しました。これらは、本学各学部の教育に対する考え方を表すものであり、受験生や保護者、一般社会に対する姿勢を示すものです。今後はこれらをより実質化させていくことが課題と言えます。

新たに早期卒業制度を整備

学生の多様な学びのスタイルに対応し、成績が優秀で、かつ学修に対する高い意欲を持つ学生の能力をさらに伸ばす機会を提供することを目的に、本学大学院への入学を前提とした「早期卒業制度」を整備しました。このことにより、5年間(学部3年+修士2年)で、2つの学位(学士及び修士)を取得することが可能となりました。

 

大学院教育の再構築に向けた重点政策の検討

「3つのポリシー」の策定

大学院においても、10研究科全てにおいて、「3つのポリシー」(学位授与の方針/教育課程編成・実施の方針/入学者受入の方針) を策定しました。今後は学部と同様にこれらを実質化させていくことが課題と言えます。

 

教育の国際化の推進

多文化共生キャンパスの実現をめざす龍谷大学では、国際化を更に推進させるために次のような取組を実施しています。また、2015年度から供用を開始する深草キャンパス和顔館(旧1号館)には、国際化教育を促進させるため、グローバルコモンズを整備し、イングリッシュラウンジ、マルチリンガルラウンジ、交流ラウンジ、自律型語学学修エリアなどを設ける予定です。同様に瀬田キャンパスにもイングリッシュラウンジや各種コモンズ機能を整備し、これらの取組を通じて、国際舞台で活躍できるグローバル人材の育成をめざします。

海外拠点の充実と教育・研究の国際化推進

  • RUBeC(Ryukoku University Berkeley Center) で展開されるBIE Programの充実
  • 新たな海外拠点としてハワイオフィスを新設
  • マードック大学(豪州)とのDual Degree Programに関する協定を締結(国際文化学部)

教育の国際化の促進

  • 受入留学生プログラム「JEP Kyoto(Japanese Experience Program in Kyoto)」の開発
  • 学生交換協定校、海外派遣者学生数、受入外国人留学生数の拡大
  • 留学生と日本人学生が同居する留学生寮「りゅうこく国際ハウス」を開設
 

学生支援の充実

課外活動の活性化・強化に向けた取組

課外活動の活性化と強化を目的に2011年度に「重点・強化サークル制度」の見直しを図りました。その結果、吹奏楽部、硬式野球部、バドミントン部、柔道部、端艇部、女子バレーボール部など、多くのサークルが全国的な活躍を見せています。今後は、これらサークルの活躍を、本学全体の活性化に繋げていくことが課題だと考えられます。

障がいのある学生支援に向けた取り組み

誰もが安心して学べる大学であるために、障がいを抱える学生の支援を目的とした「障がい学生支援推進委員会」及び「障がい学生支援室」を設置しました。障がい学生支援室では学生の自立を支援し、学生が抱える様々な課題を自分自身で解決していけるようにサポートを行います。

 

「就職に強い大学」の実現

「就職に強い龍谷大学」の実現に向けた取組

龍谷大学では、「就職支援に熱い大学」をキャッチフレーズに就職支援の強化・充実に取り組んでいます。「就職状況把握システム」の導入により、4,000人を超える卒業年次生の就職状況を100%把握し、学生一人ひとりに応じたサポート体制を構築している他、正課・正課外に限らずキャリア教育に係る様々な取り組みを展開し、入学後4年間を通じた包括的なキャリア支援プログラムを提供しています。この結果、2014年度は、就職・進路決定率95.5%という高い成果を達成しました。

龍谷大学 進路決定率〈グラフ1〉

 

入学者の質を重視した新たな入試戦略の構築

入学者の質を重視した入試戦略の構築

新たな入試戦略として「龍谷大学入試基本戦略2020(RAS2020)」を策定し、多くの取り組みを展開しました。特に高校や予備校への訪問活動を強化した結果、少子化で18歳人口が減少する中、2012年度から志願者数が3年連続で増加しました。

 

多様な層への学習機会の提供

全学的な生涯学習機会の提供

龍谷大学が持つ多様な教学資源(シーズ)を活用し、生涯学習機能の更なる充実を図りました。各拠点(京都、滋賀、大阪、東京)のコンセプトに応じて開催されるRECコミュニティカレッジは、年間約400講座を展開し、1万人以上が受講しています。さらに、企業連携講座(パナソニック、野村證券 他)や自治体連携講座(鳥取県、京都市伏見区 他)、他大学連携講座(明治大学 他)の開設など、幅広いニーズに対応した講座を提供しています。

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