龍谷大学の特色
本学は、1639年(寛永16年)、西本願寺の僧侶養成機関として設けられた「学寮」を起源としています。以来、建学の理念にもとづき、時代が求める社会の要請に応えるべく発展を遂げ、現在では、文学部・経済学部・経営学部・法学部・理工学部・社会学部・国際文化学部の7学部と1短期大学を擁する総合大学として、たゆみない教学改革に取り組んでいます。
「人間・科学・宗教」をキーワードに、「建学の精神」を体現する。
20世紀においては、「科学」的学問が高度な文明を生み出し、世界の発展に多大な貢献を果しました。しかし一 方で、人類は利潤追求に翻弄され、“いのち”の尊厳と平和を求める人類の願いに逆行する結果を生み出しました。この反省に立ったとき、これから人類がめざすべきことは、人間、そしてすべての“いのち”が平等に生かされる「共生(ともいき)」の世界であると本学は考えます。
「共生(ともいき)」の世界をめざす学問を実現するためには、学問をおこない、文明を創る「人間」とは何かを問い、知らなければなりません。振り返れば20世紀に人類が経験した争いや自然破壊は、人間の本性である自己中心性への反省を怠った人間至上主義の驕りに根ざすものでした。「仏教」はまさにそうした人間の自己中心性と限りない欲望の存在を指摘し、それが争いを生み、幸福を阻害するという根本構造を明らかにする「宗教」です。このような認識に立って、従来、「人間」と「科学」だけで構成されてきた学問体系に「宗教(仏教)」を加え、三領域が相互に連携しあうならば、21世紀における新しい知の創造の可能性が開かれてくると本学は考えます。
本学の建学の精神である仏教、とりわけ親鸞聖人の精神が明らかにする世界観・価値観、そして人間観は、「人間とは何か」「人間とはどのように生きるべきか」を問い明らかにするものです。本学はこの建学の精神にもとづき、人間・科学・宗教を総合した学問体系の構築・実現していくことで、総合高等教育機関と しての役割を果たしていきます。
伝統に甘んじず、自己を省みる精神で、革新的な大学創造をめざす。
本学には、370年の伝統と歴史があり、そこに蓄積された豊富な図書や資料、親鸞聖人の生き方に学ぶ仏 教的人間教育のあり方は、本学の最も誇るべき特長です。しかし、本学はその歴史と伝統に甘んじることなく、常に大学自身のあり方を問い続け、教学改革、国際化への素早い対応、開かれた大学としての市民への開放など、革新的な大学創造に取り組んできました。
とりわけ1975年からは具体的、長期的な計画にもとづき、新たな社会的・時代的要請に対応する大学創造をめざしています。そして現在は、「第4次長期計画」のもと、「共生(ともいき)をめざすグローカル大学」を21世紀の龍谷大学像とした大学改革に取り組んでいます。
伝統と進取の気風を備えた、龍谷大学3つのキャンパス。

TOPICS
1989年の瀬田学舎開設は、龍谷大学が仏教系の大学としてはじめて自然科学系学部をもつ真の総合大学となり、また、大学開放化・国際化を具体的に現す場として画期的な意味をもつものです。
1985年、滋賀県から理工学部設置の誘致があり、新キャンパス構想に対する論議が全学レベルで高まりましたが、多くの可能性を実現するこの大事業は大学にとって苦渋を経ての決断であったことは事実です。
仏教系大学の理工学部には、人間性豊かな先端技術者を育成するという大きな期待があります。人間・生命・社会に深い理解をもつためには、自然・社会・文化にわたる広い視野に立った教育が必要であるとの視点から社会学部を同時に設置。さらに国際交流の基盤となる異文化理解を教育理念に掲げた国際文化学部の設置により、瀬田学舎は未来に続く可能性を大きく拡げました。
現在、その開設の理念により、生涯教育の場として広く市民に開放するとともに、地域の企業と連携して新しい研究や技術開発が着々と進められています。








