経済学部の「教育理念・目的」と「3つの方針」

経済学部の教育理念・目的

建学の精神に基づいて、経済学が培ってきた基礎的理論や社会の経済的諸現象を論理的に分析する能力を修得し、さらに国際的・地域的な多様性を理解して、課題の発見と解決に努める人間を育成することを目的とする。

学位授与の方針[学士(経済学)]

経済学部では、経済学が培ってきた基礎的理論にもとづいて社会の経済的諸現象を論理的に分析する能力を身につけ、さらに国際的・地域的な多様性を理解して、課題を発見し解決する能力を修得した学生に学士(経済学)の学位を授与する。

経済学部の「教育理念・目的」を達成するために、すべての学生一人ひとりに必要と考えられる培うべき基本的な資質は、次の通りである。

学生に保証する基本的な資質

建学の精神

  • 仏教、ことに浄土真宗に根ざす建学の精神の意味を深く理解している。
  • 建学の精神に基づいて、豊かな人間性と高い倫理観をそなえ、社会的責務に対する自覚を持っている。

知識・理解

  • 経済学の理論とアプローチの仕方について説明できる。
  • 幅広い学問領域について基礎的な知識を持ち、それぞれの領域が持つ見方について説明することができる。

思考・判断

  • 経済的諸現象を論理的に分析できる。
  • 経済学の理論をもとに政策を立案できる。
  • 幅広い分野の知識・理解をもとにして、問題に対して多角的な思考、判断を行うことができる。

興味・関心

  • 国際的な経済動向に対して常に興味・関心を示している。
  • 人間とそれをとりまく環境について、探究心を持って具体的な課題設定ができる。

態度

  • 課題の発見と解決に努めている。
  • 多様な価値観を認めつつ、学びを通じて自己の認識を広げ、感性を磨くことができる。
  • 外国語を自律的に学習する態度を身につける。

技能・表現

  • 自ら発見した課題を論理的に分析し、自らの考えを文章で表現し、それをプレゼンテーション・ディスカッションできる。
  • 外国語による基本的なコミュニケーションができる。
  • コンピュータによる情報分析・発信のための基本的なスキルを身につけている。
  • 英語を媒介とした知的情報の受信、選択、分析、発信を基本とするコミュニケーション能力を実現する。
  • 任意の外国語一つ(英語を除く)について、基本レベルの聞き取り、読み書き、口頭表現ができる。

学位授与に必要とされる単位数及び卒業認定の方法

  1. 学部に4年以上在学し、所定の科目を履修しその単位を修得した者に対し、学長は教授会の議を経て卒業を認定する。ただし、所定の科目を特別に優秀な成績で修得したと教授会が認めた者については、3年以上の在学で卒業を認定することができる。その取扱いについては、別にこれを定める。
  2. 卒業認定を受けるためには、所定の124単位以上の単位数を必要とする。
  3. 学部共通コース所属学生は、所属コースの修了要件を満たすこと。

教育課程編成・実施の方針

経済学部の「教育理念・目的」、「学位授与の方針」にもとづいて、以下のように教育課程を編成・展開し、学生一人ひとりが有する学修目標に柔軟に対応できるよう、学習環境・支援体制を整備する。

  • 「仏教の思想A・B」(各2単位)合計4単位を、1年次配当で全学必修科目として展開する。また、「仏教の思想A・B」を履修した学生の、より高度な知的要求に応える仏教関連科目として「歎異抄の思想Ⅰ・Ⅱ」(各2単位)を2年生以上に提供する。
  • 人文・社会・自然およびスポーツの分野に属する科目を幅広く開講し、最低16単位を卒業要件として履修させる。
  • 専攻科目を1年次にも配置し、基礎から応用へと段階的・系統的に学修させる体系的なカリキュラムを展開する。
  • 1年次に「経済学の基礎Ⅰ」科目として、「現代と経済」(全員履修)、「マクロ経済学入門」(必修)、「ミクロ経済学入門」(必修)、「社会経済学入門」を開講する。
  • 1年次の第2セメスターから「経済学の基礎Ⅱ」科目として、「経済数学」、「日本経済論」、「経済史」、「統計学」を、2年次の第3セメスターから「マクロ経済学」、「ミクロ経済学」、「社会経済学」、「財政学」、「金融論」、「経済政策」、「国際経済学」、「現代資本主義」、「経済学史」を開講する。
  • 学生の進路を想定して、現代経済学科と国際経済学科の2学科制をとっている。学科選択を行う2年次の第3セメスターから、それぞれの学科科目を開講する。
  • いずれの学科でも、経済理論の検証・応用の場として現場参画型・実習型講義を開講する。
  • 学生の興味・関心に沿った学修をより深めるために、それぞれの学科の設置趣旨に合わせて科目を系統的に編成する。
  • 現在の日本経済と、それを取り巻く国際的な経済動向に対して興味・関心が持てるように、1年次の第1セメスターに全員履修科目として、「現代と経済」を開講する。
  • 経済学の基礎的な知識を身につけさせるために、1年次配当で必修科目として「マクロ経済学入門」(第1セメスター)、「ミクロ経済学入門」(第2セメスター)を開講する。
  • 経済・社会の諸問題について積極的な取り組みを促すために、1年次から4年次にいたるまで、少人数・双方向教育による演習系科目を開講する。すなわち、入門演習(第1セメスター)、基礎演習Ⅰ(第2セメスター)、基礎演習Ⅱ(第3セメスター)、演習Ⅰ(第4・第5セメスター)、演習Ⅱ(第6・第7セメスター)、卒業研究(第8セメスター)を配置する。
  • 大学で学修するための基本となる自主的な学習方法や表現方法を身につけさせるために、1年次(第1セメスター)に全員履修科目として「入門演習」を開講する。
  • 情報化社会に必須のITリテラシーのスキルを身につけさせるために、1年次に全員履修科目として、「経済学の技法Ⅰ」(第1セメスター)、「経済学の技法Ⅱ」(第2セメスター)を開講する。
  • 必修外国語科目として、英語、初修外国語(ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語・コリア語)の計6つの言語から、1つもしくは2つの言語を選び、12単位を卒業要件として履修させる(ただし、2つの言語を選択する際は、必ず英語を含むこととする)。
    なお、留学生については、日本語および留学生のための英語入門を12単位に含めることができる。

なお、学部共通コースの「学生に保証する基本的な資質」、「コース修了に必要とされる単位数及びコース修了認定の方法」及び「教育課程編成・実施の方針」については、以下のとおりとする。

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国際関係コース

学生に保証する基本的な資質

知識・理解

  • 自らの問題意識に応じて、世界の国・地域に関する幅広い知識を身につける。

思考・判断

  • 日本と日本以外の国・地域との国情の違いを理解する。
  • 違いをもたらした原因について考察し、平和共存の道について考えることができる。
  • 国際社会の一員として、日本の果たすべき役割について、自分なりの考えを持つことができる。

興味・関心

  • 異なる価値観・異なる文化的背景を持つ人々とその社会について、興味を持つ。
  • 異文化を積極的に理解しようとする意欲を持つ。

態度

  • 異なる価値観・異なる文化的背景を持つ人々とその社会について、彼我の違いを尊重することができる。

技能・表現

  • 外国語によるコミュニケーション能力を一定程度身につける。

コース修了に必要とされる単位数及びコース修了認定の方法

  1. 所定の科目を履修しその単位を修得した者に対し、国際関係コース運営委員会が修了を認定する。
  2. 修了認定を受けるためには、所定の44単位以上の単位数を必要とする。

教育課程編成・実施の方針

  • 世界の国・地域について学ぶ上で基礎的な知識を身につけるため、必修科目として「国際関係論Ⅰ」と「地域研究入門」を開講する。
  • 世界の国・地域に対する社会科学的アプローチを身につけるため、経済・経営・法・政策学部からの提供科目(選択科目B群)を開講する。
  • 4年間の学修のまとめとして「卒業研究」を位置づける。
  • 世界の各地域に対する関心を深め、異文化を尊重する心を育てるため、地域研究科目(主として選択科目A群)を開講する。
  • 外国語によるコミュニケーション能力を養うために「コース指定外国語」を選択必修科目として開講する。

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英語コミュニケーションコース

学生に保証する基本的な資質

知識・理解

  • 英語および英語圏を中心とした国の文化も学ぶため、視野が広くなる。
  • 英語を母語とする教員による授業が多数あるため、英語を話す自信が持てるようになる。

思考・判断

  • さまざまな考え方に触れるため、思考の柔軟性が生まれる。

興味・関心

  • 英語および異文化に対する学習を楽しく行うことができ、人間としてのあり方の理解を深める。

態度

  • 自律的に、また自らの責任で自らの必要なものを学習できる。さらに、仲間と協調して学び働く能力を身につける。

技能・表現

  • 学生の英語の4技能を伸ばす。特に集中的に授業を行っているスピーキングとリスニングの基礎的な力を高める。

コース修了に必要とされる単位数及びコース修了認定の方法

  1. 所定の科目を履修しその単位を修得した者に対し、英語コミュニケーションコース運営委員会が修了を認定する。
  2. 修了認定を受けるためには、所定の48単位以上の単位数を必要とする。

教育課程編成・実施の方針

  • 言語としての英語の知識だけではなく、文化的背景も学習できるような科目を配置している。
  • 幅広い視野から考え、判断できるよう、異文化理解の科目を配置する。
  • 学生の興味や関心を伸ばすことができるよう、スキルとコンテンツに関する多様な科目を配置する。
  • コミュニケーションを重視した少人数での対話・対面科目を配置する。
  • 基本的な英語力を習得するために、週5回、スピーキングとリスニングを中心に必修科目を配置し、他にも選択科目を配置する。

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スポーツサイエンスコース

学生に保証する基本的な資質

知識・理解

  • 現代社会におけるスポーツ領域において提起される諸問題について、的確に評価・分析し対応するために、経済・経営・法・政策学等の社会諸科学の基礎とスポーツ科学の基礎から応用にいたる知識や方法論とをあわせた複合的な視点を身につけている。

思考・判断

  • 学び、身につけた人文・社会系および自然科学系のスポーツ科学に関する知識や実践力と関連諸科学の知識を基に、主体的に創造力をもってスポーツ諸事象における課題について思考し、判断することができる。

興味・関心

  • 現代社会におけるスポーツ諸事象について学際的・多面的視点(文化的、歴史的、政策的、経済的、あるいは健康科学や競技力などの視点)から興味を持ち、探求しようとする意欲を持っている。

態度

  • スポーツ諸事象を社会生活や人間との関係から客観的に多角的に評価、分析し、課題を解決しようとする姿勢をもち、スポーツ科学を(生活の中で)応用することができる。

技能・表現

  • 健康・スポーツに関する諸課題について、自らの見解をまとめ、発表し、討論し、文書を構成することができる。
  • スポーツクラブなどのスポーツ組織において求められているマネジメント能力を身につけている。
  • 健康づくりや競技力向上のための指導者に求められる基礎的能力を身につけている。
  • 測定機器の操作方法及び得られた情報を活用するための基礎的知識と応用力を修得している。
  • コンピュータ操作による情報の分析、情報提示のための基礎的スキルを身につけている。

コース修了に必要とされる単位数及びコース修了認定の方法

  1. 所定の科目を履修しその単位を修得した者に対し、スポーツサイエンスコース運営委員会が修了を認定する。
  2. 修了認定を受けるためには、所定の40単位以上の単位数を必要とする。

教育課程編成・実施の方針

  • スポーツサイエンスコース開設科目は、2年次第4セメスターから配置し、基礎から応用へと体系性をもったカリキュラムを編成する。
  • 開設科目は、基礎知識修得に主眼をおいた選択必修科目と、基礎から応用へと学ぶための選択科目によって構成する。
  • 基礎知識を身につけさせるための選択必修科目は、第4セメスターに人文・社会系2科目及び自然科学系3科目(各2単位)と演習(4単位)を組み合わせて開講する(修得単位数10単位以上)。なお、選択必修科目の履修においては、人文・社会系及び自然科学系のスポーツ科学からそれぞれ2単位以上修得させることにする。
  • 選択科目(修得単位数30単位以上)は、基礎知識に加え応用力を身につけるために、また多様な観点での学びや体系性を考慮し、第5及び第6セメスターを中心に開講する。履修モデルとして『競技力向上』『スポーツビジネス』『健康・体力科学』を視点にした体系的な履修も提示する。また、課題探求や課題解決、学びの集大成を図ることを目的に卒業研究を含む演習を開講する(第6・第7セメスター及びサマーセッションでの開講)。
  • なお、選択科目では、測定機器の操作や得られた情報を応用するための知識を身につけるための実習を含む科目、企業現場での実地研修行なうインターンシップ実習、情報処理による客観的評価や情報提示のスキルを身につけるためのスポーツ統計学を開講する。
  • スポーツサイエンスコース開設科目は、資格取得(健康運動実践指導者・トレーニング指導者・アシスタントマネジャー)との関連での編成も行う。

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環境サイエンスコース

学生に保証する基本的な資質

知識・理解

  • 環境問題発生のメカニズムを文献と現場から理解し、それを解決するための環境学に関する知識を身につけている。

思考・判断

  • 環境問題解決のために主体的に行動でき、社会の持続可能な発展のための解決に向け思考することができる。

興味・関心

  • 自然の変化や人類に対する影響について関心を持っている。

態度

  • 自然と社会の持続可能性に向け、世代間のバランスや公平性を重視することができる。

技能・表現

  • 自然、社会、人文に関する幅広い知識を身につけている。

コース修了に必要とされる単位数及びコース修了認定の方法

  1. 所定の科目を履修しその単位を修得した者に対し、環境サイエンスコース運営委員会が修了を認定する。
  2. 修了認定を受けるためには、所定の48単位以上の単位数を必要とする。

教育課程編成・実施の方針

  • 環境問題に関する基礎的知識を身につけさせるため、第4セメスターから、必修科目の「環境学」および人文・社会科学系と自然科学系科目からなる選択必修科目を開講する。
  • 自然や社会に対する観察力と情報処理能力を身につけさせるため、「環境フィールドワーク」および「コンピュータシステム論」を開講する。
  • 主体的な思考・行動力を身につけさせるため、第5セメスターから、学生が自ら企画し、さまざまな地域や組織で実習をおこない、その成果をレポートして取りまとめ単位認定を受ける「環境実践研究」を開講する。
  • 環境問題の発生メカニズムを自然科学の視点から理解させるとともに、解決のための方策を社会の制度や倫理等の視点から考察させるよう、第4セメスターから始まる必修科目の「環境学」を開講する。
  • 文献と現場実習から問題解決に向け考察できるよう、実習系科目(環境フィールドワーク、環境実践研究など)を選択科目として開講する。

入学者受け入れの方針

経済学部では、21世紀初頭において日本と世界の経済が大きな転換期を迎えるなかで、経済のグローバル化、情報化、地域経済の役割の増大などといった現代社会が直面する課題に対応できるような人の育成を目指しています。

そのため、次のような人が入学することを求めています。

  1. 社会に対する幅広い関心を持ち、主体的に学修できる人
  2. 様々なツールを用いて、自己を豊かに表現する能力をもった人
  3. 新たな問題を発見し、その解決に自ら進んで取り組む人

ついては、高等学校等での学習では、経済学部で教育を受けるうえで必要な幅広い教科の内容をしっかり勉強することを望みます。

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