RTUKOKU VIEW 企業プランを競い合うプレゼン龍を開催

グランプリに輝いた松井さん(左)と秋山さん 学生の起業家精神を育成しようと龍谷エクステンションセンター(REC)が2001年度から毎年開催している「プレゼン龍」が12月11日、深草学舎で開催され、個性豊かなビジネスプランが競い合われた。
 4回目を迎える今回には29件の応募があり、1次・2次審査を通過した5チームと敗者復活戦から選出された1チームを加えた6チームがプレゼンテーションを行なった。
 出場者は、学生をはじめ企業・官公庁・経済団体関係者など約350人が見守る中、「1人でも気楽に入れる和食カフェの出店」や「食品デリバリーのアウトソーシング」、「家を建てたい人と工務店と建築家の仲介」など次々とビジネスプランを発表。専門審査委員からは事業改善への指摘や収支についての厳しい質問もあり、会場は真剣な雰囲気に包まれていた。
 今回グランプリに輝いたのは、松井俊輔さん(法学部4年=愛知県・名城大学附属高校出身)と秋山賢司さん(法学部4年=兵庫県立福崎高校出身)が組んだチーム「JEITINHO」(ポルトガル語で「機転を利かし実現させる」の意)。立地条件の良い遊休地を有効利用して、安価で気軽にフットサルを楽しんでもらおうと簡単に組み立てられる移動式フットサルコートを提案。フットサル文化が日本に根付き、大きく花開くようビジネスプラン名を「SEED」(種まき)と名付けた。
 表彰式でグランプリ賞を手渡された松井さんは、「プレゼン龍をとおして本当にさまざまな人と出会い、勉強することができました。私たちもこのプランもまだどう発展するか分からない種の状態ですが、いつか大輪の花を咲かせるよう精進していきます」と語り、秋山さんと喜びを分かち合っていた。


京都市「大学地域連携モデル創造支援事業」に学生の活動が認定

桝本市長から認定の報告を受ける(前列2人目から)神子上学長、高田さん、森下さん 京都市は昨年11月9日、学生部が主催するSMAP画(※)の採択事業である「チーム・たまり場」「地域元気」を「大学地域連携モデル創造支援事業」に認定した。
 この事業は、京都市の「大学のまち・わくわく京都推進計画」に基づき2004年度に創設。大学・短期大学から、大学と地域が一体となったまちづくりや地域の活性化を目的とする事業を募集し、選定のうえ助成金の交付をするもの。今年度は9つの大学・短期大学から16事業の応募があり、その中から本学と京都橘女子大学の2校が選ばれた。
 同日、京都市役所にて行なわれた認定式には、神子上惠群学長、「チーム・たまり場」の森下貴子さん(経済学部4年)と高田啓介さん(経済学部4年)が出席し、桝本 兼京都市長から認定書が授与された。桝本市長は、「このような学生の取り組みは京都市の活性化にきわめて有益であり、大変喜ばしい」とその内容を高く評価した。「チーム・たまり場」は、地域交流と地域の活性化を目指して2003年10月から伏見区にある竜馬通り商店街で委託販売店「小箱ショップたまり場」を出店。2004年8月には「あなたが好きな伏見の風景」をテーマに絵はがきコンテストを実施し、応募全作品を月桂冠大倉記念館で展示するなど積極的に地域活性化に取り組んでいる。

  ※SMAP計画・・・自主活動団体支援プログラム(SMAP=Self Making Assist Program)のことで、学生らしい自由な発想でかつ特色ある活動を志している自主活動団体に対し、資金面の援助を行なっている。

里山ORC解説記念シンポジウム「里山から見える世界」で里山研究を報告

里山を考える場合 森活かしの発想と共有の哲学を持つことが大事と述べる小澤普照氏 文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業の採択を受け、2004年4月に設置した「里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター」(略称「里山ORC」)の開設を記念したシンポジウムが同年12月18日、深草学舎で開催された。
 シンポジウムでは、さまざまな大学から集まる里山ORCの共同研究者や学生、市民など約100人が参加。センター長を務める宮浦富保・理工学部教授の挨拶と里山の現状報告のあと、元林野庁長官で林政総合調査研究所理事長の小澤普照氏が「森活かしの原点としての里山論」をテーマに基調講演を行ない、「京都モデルフォレスト」の動きや「ウッドマイレージ」について紹介するとともに、文系と理系の連携で里山研究を進める龍谷大学への期待を語った。
 その後のワークショップでは、土屋和三・文学部助教授「環境利用からみる里山」、谷垣岳人・京都大学大学院生「昆虫からみる里山生態系」、 赤石大輔・金沢大学大学院生「キノコからみる里山生態系」、脇田健一・社会学部助教授「里山をめぐる共生の連携」と発表が続き、それぞれの視点から新たな里山の可能性を探った。
 里山ORCは、瀬田学舎に隣接する里山林約38の「龍谷の森」を中心に、里山をめぐる人間と自然の共生に関する総合研究を行ない、生態系保全と環境教育のための里山モデルの構築を目指す。

「グローカルテクノロジー〜技術と環境の調和をめざして〜」新春技術講演会を開催

「安心・快適なユビキタス社会の構築を目指したい」と講演する矢野薫氏 科学技術共同研究センターと龍谷エクステンションセンターが主催する「龍谷大学新春技術講演会」が1月12日、大津プリンスホテルで開催され、滋賀県の行政や企業関係者など多数の参加者が集まった。
 第16回を数えるこの講演会は、産業界、官界、学内教員を中心に構成され、産業界の最新の技術動向、国の科学技術政策、龍谷大学の研究のトピックスを中心に基調講演や技術講演を行なっている。
 今年の基調講演の講師は日本電気株式会社(NEC)代表取締役副社長の矢野薫氏。「デジタルコンバージェンスとユビキタス社会」をテーマとした内容で、日本における携帯電話やブロードバンドの目覚ましい発展を挙げ、「日本で最先端のユビキタス環境が整備できたのは世界一厳しい消費者のおかげ。プライバシー保護を強化するとともにユビキタス社会に貢献したい」と述べた。
 続いて行なわれた講演では、辻上哲也・理工学部助教授が「織物複合材料のシミュレーション技術」を、宮浦富保・理工学部教授が「里山の変遷と将来」と題しそれぞれの研究を紹介。基調講演と講演の間には、理工学部教員によるポスターセッションでの研究成果の公開やRECフェローによる技術相談も行なわれ、来場者は交流を深めていた。

広報から

プレゼント!

PC周りなどの整理に最適な延長コード「ミリオンリール」(有効長2.8m)を10名の方に差し上げます。

ご希望の方は、はがきにプレゼント名を明記した上で、住所・氏名・年齢・職業・電話番号(龍谷大学関係者は卒業年度・学部等も)および広報『龍谷』の感想・意見、あなたの近況などを書き添えてご応募ください。

感想や近況は「読者のひろば」に掲載させていただくことがあります。あて先は下記「プレゼント」係まで。

締め切りは6月30日(木)必着。応募多数の場合は抽選で。

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お便り、待っています。

「読者のひろば」へのお便りを待っています。誌面で紹介させていただいた方には記念品をお送りいたします。

 また、「OB・OG登場」「人・短信」「私のミュージアム」欄への推薦や情報もお寄せください。
いずれも以下の宛先まで。


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