龍谷 2007 No.64
BOOKS 新刊紹介

出版助成  

『親鸞の生命観 縁起の生命倫理学』
鍋島直樹(法学部教授、人間・科学・宗教オープンリサーチセンター長)著者

 一つの命は38億年の歴史を有し、宇宙との不可思議なつながりのなかで存在している。仏教生命観を基点とし、現代がかかえる生命倫理の諸課題に、あるべき指標を解明した書。仏教生命観とは、支えあって生かされている縁起の知見を意味し、その視座から、脳死・臓器移植、ヒトES細胞、中絶、ヒトクローン、緩和ケア等について、1つの方向性を示す。新しい技術によって生まれた命と私たちの命との絆を育むことがこれから重要である。
2007年5月刊/468頁/法蔵館/6615円
『親鸞の生命観 縁起の生命倫理学』



『ベヴァリッジの経済思想 ケインズたちとの交流』
小峯敦(経済学部准教授)著者

 本書はケインズ・ロビンズ等との交流という観点から、福祉国家の父・ベヴァリッジの経済思想を考察した著作である。次の3つの結論を得た。第1に、失業論、制度化、交流化に大きく影響を与えた。第2に、学界と官界・政界を結ぶ「官僚的経済知」の担い手になった。第3に、市民の権利と義務を確定した「良き社会論」を展開した。読売新聞等で書評済。
2007年2月刊/461頁/昭和堂/4725円
『ベヴァリッジの経済思想 ケインズたちとの交流』



『企業支配論の統一的パラダイム―「構造的支配」概念の提唱―』
坂本雅則(経営学部専任講師)著者

 新しい科学方法論Critical Realismに依拠した「構造的支配|権力パラダイム」は、既存企業支配論の中心論点である「選出する権力」と「占有する権力」を批判的に摂取しつつ、既存理論が捕促できなかった限界点を乗り越えた統一的パラダイムであるとともに、現在のコーポレート・ガバナンス論の基礎理論も提供してくれるものである。
2007年2月刊/270頁/文眞堂/3045円
『企業支配論の統一的パラダイム―「構造的支配」概念の提唱―』



『高度成長期「都市政策」の政治過程』
土山希美枝(法学部准教授)著者

 1960年代の日本社会が経験した構造変動が、現代政治にもたらしたものはなんだったか。高度成長期「都市政策」の検証を通じて、こんにち求められる変革を起点から論じたものが本書である。分権、持続可能性、自治体の政府化、生活条件の政治化…脱却されるべきは「戦後レジーム」ではなく、高度成長期構造であることを提起した。
2007年2月刊/248頁/日本評論社/5775円
『高度成長期「都市政策」の政治過程』


◆みんなの本棚◆

『中世浄土教者の伝道とその特質−真宗伝道史研究・序説−』
 法然・親鸞・一遍の伝道活動について考察。さらに彼らの双方向的な 伝道による「仏教の民衆化」も再検討し、「真宗伝道史」という学的枠 組を提示。
高山秀嗣(2005年文学研究科博士課程真宗学専攻修了・広島県)著者
2007年3月刊/438頁/永田文昌堂/8400円
『中世浄土教者の伝道とその特質−真宗伝道史研究・序説−』



『高松塚への道』
 奈良県・明日香村の高松塚古墳やインドの祇園精舎などを発掘調査し、考古学界に大きな足跡を残した網干善教氏の取って置きの話を、前校友会長の太田信隆氏(本学客員教授)が構成し、本にまとめた。
太田信隆(客員教授)著者
2007年9月下旬/草思社/1785円
『高松塚への道』



『内堀芳雄全詩』
 2006年に急逝した内堀芳雄氏は、滋賀県立高校で教鞭を取る傍ら、地道に詩作を続けた。一周忌に合わせて氏を偲ぶ有志が刊行。問い合わせは村山豊(FAX 0774-31-4234)まで。
内堀芳雄(1974年文学部卒業・2006年死去)著者
2007年5月刊/235頁/探詩会/1050円


『内堀芳雄全詩』


共同研究活動  

龍谷大学社会科学研究所叢書第69巻
『近代日本における社会変動と法』

牛尾洋也(法学部教授)共著
 本書は、1875(明治8)年から1947(昭和22)年までの長い歴史を有する大審院判例を主要な対象とし、法制史研究の領域に新たに判例研究という分野を確立することを目指したものである。この近代日本の形成、変動期にまたがる大審院判例を、それ自体、膨大な歴史資料の集積と見て、「法学」の角度から近代日本における社会変動とその意義を探求すると同時に、法制史の分野からも法学教育・法曹養成に新たな教育資源を提供することを意図したものである。
2006年3月刊/268頁/晃洋書房/5040円

『近代日本における社会変動と法』



龍谷大学社会科学研究所叢書第72巻
『地域産業とイノベーション 〜京都府丹後地域の伝統・現状・展望』

松岡憲司(経済学部教授)編著
 丹後の産業といえば、縮緬を思い浮かべる方が多いだろう。残念ながら、和装の衰退につれ、縮緬の生産量は減少の一途をたどっている。それにかわって急速に発展しているのが、自動車部品などの機械・金属産業である。本書は、さまざまな側面から丹後における産業の歴史と現状を、イノベーションという視点から読み解こうとしたものである。
2007年3月刊/246頁/日本評論社/4725円
『地域産業とイノベーション 〜京都府丹後地域の伝統・現状・展望』



龍谷大学社会科学研究所叢書第73巻
『知的財産契約の理論と実務』

辻本勲男(法学部教授)・武久征治(法学部教授)編著
 本書は、排他的・独占的権利である知的財産権の活用や創出に際して締結される種々の契約(本書では「知的財産契約」という)を、知的財産法と契約法、理論と実務それぞれ両面から総合的に検討しようとするものである。そのため、本書の執筆者は、企業の知的財産関係者・法務関係者、弁護士、弁理士、税理士、学者など多彩である。
2007年3月刊/592頁/日本評論社/7770円
『知的財産契約の理論と実務』



龍谷大学社会科学研究所叢書第74巻
『法医鑑定と検死制度』

福島至(法科大学院教授)編著
 死体鑑定を中心にした法医鑑定と、検死制度全般について、問題の所在を明らかにし、将来のあるべき方向性を提言した書である。法医学研究者や刑事法学研究者、法律実務家が、学際的かつ有機的に共同研究を行った成果である。事例研究や、諸外国の比較制度研究も交えて、考察している。従来研究成果の少なかった分野における出版で、類書がない。
2007年3月刊/382頁/日本評論社/6825円


『法医鑑定と検死制度』



龍谷大学社会科学研究所叢書第75巻
『介護・家事労働者の国際移動―エスニシティ・ジェンダー・ケア労働の交差』

久場嬉子(経済学部教授)編著
 本書は、今日の介護・家事労働者の国際的移動を、エスニシティ、ジェンダー、ケア労働の交差としてとらえ、資本主義市場経済のグローバル化による人間と労働力の再生産過程の変容をめぐる歴史理論的考察(福祉レジーム論を含む)と、その現状と実態に焦点をあてる諸事例研究から成る。日本、アメリカ、スウェーデン、スリランカ、インドネシア、そしてアラブ湾岸諸国を取り上げている。
2007年3月刊/246頁/日本評論社/3990円


『介護・家事労働者の国際移動―エスニシティ・ジェンダー・ケア労働の交差』



龍谷大学社会科学研究所叢書第76巻
『京都の門前町と地域自立』

河村能夫(経済学部教授)編著
 日本文化の上層に位置する「みやこ」京都は、人々の暮らしの場でもある。日本で最大の門前町の東西本願寺周辺には、長い間培われた世界的に最高水準の文化と技術がある。それを支えてきた人々の暮らしは、 社会の変動とともにどう変わってきたか。本書では、地域社会の歴史、文化、宗教、経済・産業、生活の社会的視点から等身大の京都を描き出す。
2007年3月刊/399頁/晃洋書房/3360円


『京都の門前町と地域自立』



龍谷大学仏教文化研究叢書18
『Kapphinabhyudaya or King Kapphina's Triumph A Ninth Century Kashmiri Buddhist Poem』

若原雄昭(理工学部教授)編者
 本学所蔵の大谷コレクション中最も貴重な写本の一つで、9世紀カシュミールの詩人による佛伝をテーマとしたサンスクリット美文体の長篇叙事詩。探検隊が将来したのは原写本全体の1/3程の断簡であるが、これにネパール国立古文書館収蔵の同一写本残簡を併せて完本としカラー影印版で収載、マールブルグ大学ミヒャエル・ハーン教授による校訂テクストと部分英訳を付し、大谷探検隊100周年記念出版として刊行。
2007年3月刊/239頁/法蔵館/39900円


『Kapphinabhyudaya or King Kapphina's Triumph A Ninth Century Kashmiri Buddhist Poem』



龍谷大学仏教文化研究叢書19
『日本古典随筆の研究と資料』

糸井通浩(文学部名誉教授)編者
 龍谷大学図書館が所蔵する日本の古典随筆に関する伝写本を悉皆調査した、仏教文化研究所の研究プロジェクト「古典随筆伝写本の研究」の成果を公表する。研究編には、『枕草子』『徒然草』や雨森芳洲『交隣提醒』についての書き下ろし研究論文七編を収録。資料編では、『枕草子』『徒然草』『たはれ草』『四季物語』の貴重な伝写本を翻刻紹介する。
2007年3月刊/475頁/思文閣/7560円
『日本古典随筆の研究と資料』



龍谷大学国際社会文化研究所叢書4
『アフリカの医療・障害・ジェンダー』

落合雄彦(法学部教授)編者
 アフリカ、特にナイジェリアの社会のなかで、病気、
障害、差別といった困難を生きる普通の人々の〈生〉とその周辺の諸問題を複眼的に考察した書。精神医療、
薬物依存、ろう文化、障害者リハビリテーション、リプロダクティブヘルス、産科ろうこう(フィスチュラ)といった興味深いテーマを多角的に論じており、今日のナイジェリア社会を理解する上で有用といえる。
2007年3月刊/257頁/晃洋書房/3465円
『アフリカの医療・障害・ジェンダー』



里山学・地域共生学ORC 里山学シリーズ1
『里山学のすすめ|
〈文化としての自然〉再生にむけて
丸山徳次(文学部教授)・宮浦富保(理工学部教授)編
 本書は、文科省の私立大学学術研究高度化推進事業に採択され、龍谷大学を拠点に2004年に設立された里山学・地域共生学オープンリサーチ・センターが出版した里山学シリーズの第1巻。「里山学」講義がもとになっている。瀬田学舎に隣接する「龍谷の森」をフィールドとしながら、21名が様々な観点から里山の多様な意味と価値を探求している。
2007年3月刊/392頁/昭和堂/2310円
『里山学のすすめ|〈文化としての自然〉再生にむけて』


「龍谷」出版情報  

『基礎から学ぶ語学シリーズ大きく書いてしっかり覚える韓国語入門ワーク』
泉文明(国際文化学部准教授)監修
読み方、書き方、単語、基礎的な文法事項についての演習書。ハングルをローマ字感覚で身に付けていくことを目指した。    
2007年3月刊/119頁/学研/997円



『すぐに役立つ韓国語会話・フレーズ』
泉文明(国際文化学部准教授)著者
 基本的な活動や、生活場面に則して、自然に会話力を高めることができるように工夫して編んだ。フレーズを単位として修得していくことができる。       
2007年2月刊/191頁/学研/1575円



『レジスタンストレーニングのプログラムデザイン』
長谷川裕(経営学部教授)翻訳
 筋力トレーニングに関する最新の研究成果を、トレーニングプログラムの作成に活用できるようにまとめられた名著。米国ではすでに第3版まで出版。
2007年4月刊/431頁/ブックハウスHD/7350円



『排水・汚水処理技術集成』
岸本直之(理工学部准教授)共著
 排水・汚水の処理技術の現状と最新技術を処理技術のカテゴリー毎に解説している。その中で、オゾンと電気分解の併用技術について執筆している。
2007年5月刊/706頁/(株) エヌ・ティー・エス/46200円



『福祉の経済思想家たち』
小峯敦(経済学部准教授)編者
 経済学者の語る「良き社会」とは? スミス・ベンサム・ミル・河上肇・ ケインズ等の古典に加え、ハイエク・ ロールズ等の現代まで、平易に解説。
2007年4月刊/314頁/ナカニシヤ出版/2520円



『経済思想|福祉国家の成立史|』
小峯敦(経済学部准教授)著者
 救貧法からブレア政権まで、福祉国家の成立史を特に経済学者の目を通じて再構成。マルサス・ミル・ピグー・ケインズ・ベヴァリッジを含む。
2007年4月刊/70頁/日本教育訓練センター/1050円



『低温ポリシリコン薄膜トランジスタの開発|システムオンパネルをめざして|
木村睦(理工学部准教授)共著
 液晶や有機ELなど次世代ディスプレイを実現する低温ポリシリコン薄膜トランジスタの最新技術を、デバイス・プロセス・評価・応用面から網羅した。
2007年2月刊/342頁/シーエムシー出版/68250円



『福祉の経済学』
松渓憲雄(社会学部教授)翻訳
 ニコラス・バー(LSE)による福祉経済学の入門書の翻訳。情報、
リスク、不確実性等の情報の経済学を使用して福祉国家の必要性を論証している。
2007年3月刊/245頁/光生館/2520円



『基礎からはじめる社会福祉論』
清水教惠(社会学部教授)共著
 社会福祉の体系や枠組みが理解できるように、コンパクトにまとめられた社会福祉導入教育のテキスト。最近の動向も反映させている。
2007年3月刊/231頁/ミネルヴァ書房/2520円



『家庭の秘密―記憶と創造の行為』
西山けい子(社会学部准教授)翻訳
 家族アルバムに収められた子どもの頃の写真という個人的かつ親密なイメージから、個人の生きられた記憶と共同体の記憶を交差する地点を探る。
2007年4月刊/216頁/世界思想社/1995円



『狩猟と供犠の文化誌』
平林章仁(文学部教授)共著
 ヒトの生存のための基本的手段である狩猟や、神・人間・自然を祭祀の場で象徴的に関係づける供犠をとおして、人間と自然の本源的な関係を再検討。      
2007年5月刊/362頁/森話社/3360円



『神々と肉食の古代史』
平林章仁(文学部教授)著者
 神話の神々は生贄を食べ、墓にも肉が供えられた。後世に禁忌となる古代の肉食の実態を信仰を中心に解明し、古代文化の実像に迫る。
2007年6月刊/243頁/吉川弘文館/2940円



『史聚 第39・40合併号』
(創立30周年記念号)
平林章仁(文学部教授)共著
 『古代葛城の地域分割』藤原宮跡出土の「忍海評」木簡から、令制前に葛城が三つの評に分割、それが五世紀末の王家の動向に遡源することを述べた。
2007年3月刊/280頁/岩田書院/2100円



『新訂 学校臨床社会学』
中根真(短期大学部准教授)共著
 文学部・秋葉昌樹准教授との共著「演劇的手法を用いた会話分析研究の実際」(7章)は、2005年度及び2006年度FD自己応募プロジェクトの成果。
2007年4月刊/228頁/放送大学教育振興会/2310円



『日韓新たな始まりのための20章』
田中宏(経済学部教授)編者
 (嫌韓流)現象とは何か。日韓関係や在日コリアンについてのその言説を多角的・批判的に分析し、今こそ知っておきたい見方を提供する。
2007年1月刊/144頁/岩波書店/1785円



『オーストリア 形象と夢』
國重裕(経営学部講師)共著
 ハプスブルク帝国崩壊後、小国となったオーストリア第一共和国の文化を、文学、哲学、演劇、サロン文化など多角的に検証する。
2007年3月刊/265頁/松本工房/2667円



『タックスヘイブン』
杉村昌昭(経営学部教授)翻訳
 タックスヘイブン(租税回避地)とは、単なる脱税装置ではない。グローバル経済を動かす闇のシステムである。本書はその実態を分析しつくした決定版。     
2007年5月刊/169頁/作品社/1680円



『自由の新たな空間』
杉村昌昭(経営学部教授)翻訳
 これは八〇年代半ばに、イタリアの哲学者アレトニオ・ネグリとフランスの哲学者フェリックス・ガタリが手をたずさえて先駆的な新自由主義批判を展開した貴重な書。
2007年7月刊/205頁/世界書院/2400円



『新・キーワード民法』
(民法基本用語辞典)
中田邦博(法科大学院教授)共著
 初学者向きの学習用辞典。定義や基本概念の理解を助けるため、典型的かつ具体的な事例を取り上げ、要件・効果の整理、用語相互の関連づけなどの工夫をしている。 
2007年7月刊/380頁/法律文化社/2205円



『援助を求めないクライエントへの対応 虐待・DV・非行に走る人の心を開く』
清水隆則(社会学部教授)監訳
 龍大卒の研究者を中心に、これまで体系的なケースワーク技法が乏しかった援助を求めないクライエントへのかかわり方を翻訳、紹介したものである。     
2007年4月刊/244頁/明石書店/2940円



『化合物薄膜太陽電池の最新技術』
和田隆博(理工学部教授)著者・監修
 太陽電池は主力エネルギー源の一つとして成長している。本書は日本初の化合物薄膜太陽電池の専門書で、学生や技術者の参考書として出版した。     
2007年6月刊/284頁/シーエムシー出版/68250円



『民事訴訟法』
名津井吉裕(法学部准教授)共著
 法学部生、LS(ロースクール) 生における法学未修者を主な読者対象として、中堅民事訴訟法学者がやさしく解読した最新の基本テキスト。
2007年4月刊/320頁/法学書院/3360円



『グローバル時代の日本社会と国籍』
李洙任(経営学部教授)・田中宏(経済学部教授)共著
 日本における外国籍住民の処遇に焦点を置き、日本人とは誰を指すか、グローバル時代での国籍のあり方、国に対する帰属意識のテーマを扱った書である。
2007年5月刊/254頁/明石書店/2730円



『むらの社会を研究する―フィールドからの発想―』
北原淳(経済学部教授)共著
 日本の農村のむら社会の変化を跡づけ、環境、ジェンダー、コミュニティ、農村自治等について検討し、東アジア農村も比較の射程に入れている。
2007年3月刊/270頁/農山漁村文化協会/2200円



『夏目漱石における東と西』
佐々木英昭(国際文化学部教授)共著
 『心』など名作誕生の背景には、英国に学びつつ「自己本位」を守ろうとした漱石の「東と西」の葛藤があった。気鋭の文学者たちがその諸相に迫る。       
2007年3月刊/200頁/思文閔/2940円



『保育所の廃止』
田村和之(法科大学院教授)著者
 公立保育廃止に関する裁判の現状、 課題について解説する。著者が裁判所に提出した「意見書」を収録する。
2007年5月刊/101頁/信山社/997円



『基礎文法復習ドリル』
角岡賢一(経営学部教授)著者
 英語の副教材として、英文法の基本的な項目を20章に纒めた。半期または一年間で効率的に文法学修が進められるように編集されている。
2007年4月刊/43頁/松柏社/893円



『大学生のための基本英文法と必修英単語』
角岡賢一(経営学部教授)著者
 文法書に単語集を付け、二冊分の機能を有している。単語・例文を読み上げた音声CD付き。毎回の単語クイズも用意してある。
2007年1月刊/104頁/成美堂/1995円



『基礎弱点克服ドリル』
角岡賢一(経営学部教授)著者
 1回分見開き2ページで、気の付きにくい英文法項目を概観できるように編集してある。初級文法から中級への橋渡しとして最適である。
2007年4月刊/43頁/松柏社/893円



『現代文化の社会学 入門』
工藤保則(社会学部准教授)共著
 現代文化を特徴づける現象から14のテーマ(「心理ブーム」「旅と観光」「地域メディア」等)を取り上げ、社会学的に読み解く。
2007年4月刊/274頁/ミネルヴァ書房/2940円



『藩法史料叢書5 仙台藩(下)』
畠山亮(法学部准教授)共編者
 藩刑政研究の基礎となるべく、仙台藩(伊達家)牢関係史料である「牢内行事」、「部寄頭書」、「定留」、「後例留」の全文を翻刻したものである。
2007年2月刊/898頁/創文社/18900円



『毛利元就と地域社会』
岸田裕之(文学部教授)編者
 毛利元就は安芸国衆連合の盟主から統合者=戦国大名となった。その支配構造を政治制度、財政、軍事力、都市・流通、教養や文化性等々から解明する。
2007年5月刊/276頁/中国新聞社/1680円



英語辞典シリーズ
『英語多義ネットワーク辞典』
堀田知子(社会学部教授)共著
 認知言語学の概念で多義語の包括的記述を行った世界初の辞典。基本多義語を中心義↓意義展開図↓ネットワーク↓語史↓意義解説の流れで詳述。
2007年3月刊/1103頁/小学館/8190円



『京都ダイナマイト』
國重裕(経営学部講師)共著
 京都を中心に活躍する詩人89人のアンソロジー詩集。類書としては、1991年の『京都詩集』以来となる。現在の京都詩界のうねりが感じとれる。
2007年6月刊/266頁/草原詩社/2100円



『ふるさと山古志に生きる |村の財産を生かす宮本常一の提案|』
須藤護(国際文化学部教授)編者・共著
 2004年10月、中越地震によって大きな打撃を受けた新潟県旧山古志村の人々を応援するために作成した写真集と村の復興を願う宮本常一の講演集を掲載。
2007年4月刊/160頁/農文協/2800円


←トップページへ戻る