7月26日に「鳥人間コンテスト選手権大会」が琵琶湖(彦根・松原水泳場)でおこなわれ、9月15日に読売テレビで放映された。今年で、32回を数えるこの大会に出場したのが、龍谷大学「RYU-JU」の面々だ。「RYU-JU」の母体は、大学のサークル「航空宇宙研究会」である。2004年に人力飛行機を開発し始め、理工学部杉山研究室で2年前から製作に取り組んでいる。
毎年、全国から100チームを超える応募があるという人気コンテスト。本選に進めるのは、その中の50チーム程度なのだという。昨年は書類審査で残念ながら落選したが、今年は見事、予想外ながら一次審査を突破した。
「本体の設計図と安全面のアピールなどを書類にして提出するんです。出場が決まったときは、びっくりしました」とリーダーでパイロットも担当した中堀さん。
機体名は「蒼龍(SOHRYU)」。4月に予想しなかった出場決定の通知がきてから、約3カ月という短い期間で、パート別にメンバー6人で機体を製作した。
「RYU-JU」が出場した部門は「人力プロペラ機 タイムトライアル部門」。スタート地点から1キロ先にある折り返し点をターン(旋回)して、再びゴールラインに到達するまでの時間を争う競技だ。
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