龍谷 2010 No.70


龍谷大学の様々な動きをご紹介します
ソフトバンク球団会長 国民栄誉賞受賞 王貞治氏と若原学長が懇談 ソフトバンク球団会長 国民栄誉賞受賞
王貞治氏と若原学長が懇談
 7月16日、世界のホームラン王、王貞治氏と若原学長の懇談が実現した。
 現役時代の多くの記録、監督としての成績、また日本国民栄誉賞の初受賞者であり、各地で名誉市民となっておられるなど、野球人として特別な存在であると同時に人格者としても知られている王氏。若原学長はかねてより、王氏の野球人としてだけではなく、その生き様や、指導者としての考え方についてお話を伺いたいとの思いがあった。そこで、2001年に57歳で逝去された恭子夫人のお墓が本派本願寺の末寺にあることや、本学卒業生の柳瀬投手がソフトバンクに所属していることなどをご縁として申し入れをおこなったところ、今回の懇談がかなうこととなった。
 懇談のなかで人間味あふれる王氏の魅力に改めて触れた若原学長と本学関係者は、今後ますますの王氏ご活躍の可能性を感じた1日となった。
 
セラミック製ルーバーによる簾は縦6m×横35m
セラミック製ルーバーによる簾は
縦6m×横35m
街並みと調和のとれた京都らしい外観
龍谷ミュージアム竣工式
 9月6日、創立370周年記念事業の一環として計画を進めている、仏教に関する総合博物館「龍谷ミュージアム」の竣工式がとりおこなわれた。
 龍谷ミュージアムの建築に関しては2009年3月下旬から既存建物(本願寺会館及び本願寺同朋センター)の解体工事を開始し、6月上旬から埋蔵文化財調査をおこなった。調査終了後の7月24日に起工式を挙行し、その後本格的な建築工事に着手。今般、竣工のはこびとなった。
 竣工式には橘理事長、若原学長をはじめとする大学関係者、本願寺関係者、自治会長・町内会長等近隣関係者、設計施工関係者、マスコミ関係者など約110名が列席した。
 理事長からは「本学の仏教研究の成果を地域・社会へ発信するとともに、地域に開かれた博物館となることをめざす」と式辞があり、その後、中戸事務局長による事業報告に続いて、設計監理者・施工者の挨拶がおこなわれた。竣工式終了後には、見学会を実施した。
 今後は、展示室内の壁付けガラスケース設置等の工事や、開館時のオープニング記念展示に則したディスプレイの制作をおこない、2011年4月の開館を予定している。
 龍谷ミュージアムは、世界文化遺産である西本願寺の正面に位置し、堀川通をはさんで御影堂と面する。街並みと調和のとれた端正な外観となっている。施設は、地下1階、地上3階建。約1000uの展示室と約500uの収蔵庫を備えており、仏教の起源から現代の仏教までを概観できる展示内容を予定している。2階の展示室には、高さ3.5m、長さ約15mのベゼクリク石窟寺院の大回廊を原寸大で復元展示するコーナーを、3階にはフルハイビジョンの4倍を超える超高精細な映像美が楽しめるミュージアムシアターを設置するなど、魅力溢れる施設をめざしている。
 敷地内にはイロハモミジと景石を配した中庭や、東西の通り抜け路地を設け、1階のオープンスペースはガラス張りの開放的な空間となっている。
龍谷ミュージアム外観(堀川通側) 竣工式の様子(橘理事長式辞)
龍谷ミュージアム外観(堀川通側) 竣工式の様子(橘理事長式辞)

面接対策セミナーで次のステップを応援
短大2年生対象「進路・就職ガンバレweek」実施
面接対策セミナーを受ける学生達 模擬面接の映像を確認する学生達
面接対策セミナーを受ける学生達 模擬面接の映像を確認する学生達
 短期大学部では「進路・就職ガンバレweek」と題し、短大2年生を対象に、7月5日(月)〜9日(金)の期間で編入や就職の面接対策セミナーを実施した。この「ガンバレweek」は、就職活動や進路の方向性に不安を抱く学生に、身近な他者の考え方に触れることで刺激を得てもらい、意欲を喚起させるねらいで、毎年この時期に開かれている。今年は、キャリア開発部のセミナールームで7コマに分けて面接対策セミナーをおこない、合計40名の学生が参加した。
 面接対策セミナーは、就職活動や編入試験時の集団面接を想定して最大7名で模擬面接をおこなうというもの。それぞれ面接を受ける様子を撮影し、終了後、学生たちは撮影した様子を見ながら、気づいた点を指摘し合い、改善点について話し合った。
 模擬面接実施のねらいは、学生が自身を表現し、相手に伝える力を身につけること、気づく力を養うことにある。参加学生からは、入退室や姿勢・表情・挨拶といったマナーや振る舞いの改善ができたという感想のほか、うまく自分をアピールできなかったと意識した学生からは、「日々の生活であまり考えないで過ごしているのだな、と知ることができて、良かったです」「自分の伝えたいことをまとめて相手に伝えられる能力が足りないことを自覚したので、その能力を今後、身につけていきたいです」など、前向きな気づきがあったという感想も得られた。
 参加者へのアンケート結果によると、編入や就職など、四大生より早い段階で数ある選択肢のなかから次のステップを選んでいく必要のある短大生は、「どれを選んだらよいかわからない」「まだやりたいことが見えない」など悩みを持つ者が多いようだ。今後も「もっとこのような機会を増やしてほしい」「先輩の体験談を聞きたい」などの要望が多く寄せられた。
 
龍谷大学 校友メールマガジン 「倶楽部りゅうこく通信」がリニューアル!
さらに新コンテンツも登場!
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 「倶楽部りゅうこく通信」は、2010年4月の第50号からコンテンツをリニューアルしました。
 これまでご好評をいただいておりました、キャンパス風景を紹介する「龍谷八景」などは継続しつつ、新たに卒業生によるリレーコラム『卒業生のかたり』をスタート。さらに5月からは、第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』の作家・ 万城目学(まきめまなぶ)さんによる書き下ろしの連載が始まりました。大学時代を京都で過ごした気鋭小説家ならではの視点で、青春、学生生活、京都を描いたエッセイをお届けしています。
 
メールマガジンの講読は、こちらから。 http://www.ryukoku.ac.jp/mmg2/rule.html

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