龍谷 2010 No.70


RECのツボ

閉鎖的な大学を開放的に!大学の共有知を創造したい!自らのプラン実現に向けてプレゼン龍に参加

 
プレゼン龍は、2001年から毎年開催されているREC主催のビジネスプランコンテスト。
グランプリには賞金30万円がおくられる。
2010年度の本コンテストで「京都信用金庫賞」を獲得した山川勝弘さんは、
自分が思い描いていたプランを実現するために参加を決めた。
プレゼン龍最終選考の様子
プレゼン龍最終選考の様子
 

プレゼン龍 京都信用金庫賞「教えて!大学生」企画

やまかわ かつひろ  

山川 勝弘さん

経済学部3年生 
高槻北高等学校出身

山川 勝弘さん
 
大学はもっと魅力的になれる
 塾講師のアルバイトをしている山川さんは、受験生から大学選びのアドバイスを受けるたびに悩んでいた。
「大学選びの基準は偏差値などのデータが多く、実際に入学後にどんなことを学べるか、どんな学生や教授がいるのかがわからないのでは、と感じていました。具体的な目標のないまま受験勉強をしていると、『やらされている感』が続いて、大学入学後のモチベーション低下につながっているのではないかと考えたのです」
 山川さんは、スタディツアーでタンザニアに行った際、学ぶことの楽しさに気がついたという。「教室も黒板もないなかで、タンザニアの子ども達に、地面に文字を書いて教えたのですが、『もっと教えて!もっと教えて!』という感じで、学ぶことに貪欲だったんです。大学生活もこうあるべきだなと気づかされました」
 
実現させたいという「想い」を「プレゼン龍」で発表
 こうしたことがきっかけで、山川さんはあるプランを考えた。
「大学にはどんな学問があるとか、学部や大学によって同じテーマでも捉え方が変わるということを入学前に知った上で大学選びをしてほしい、と思ったんです」
 「プレゼン龍」でプランを発表することで、自分以外の人から客観的に評価をしてもらうための機会として活用できると考えた。「僕にとって『プレゼン龍』は、自分の想いを実現させるためのいいきっかけだったと思います」
 
学生の魅力に学生自身が気づく仕組みづくりから
 山川さんはプレゼン龍での「京都信用金庫賞」受賞後、活動を本格化させた。閉鎖的な大学を開放的に、大学の共有知を創造するために、 大学生同士がつながり合い何かを生み出す、新しい学び の場を提案している。「国際協力、環境、教育、経済、政治など、大学や学部を越えたテーマを設定し、参加する学生を広く募っています」。様々な分野で精力的に活動している学生がまず自分の考えを発表し、それに対して参加者と討議していくといった仕組みだ。活動は反響をよび、東京からの参加者があるなど広がりを見せている。
 
ウェブを活用して活動の幅を広げる

 彼の傍らで活動を支えているのは、プレゼン龍の賞金で購入した「iPad」。活動内容はウェブでも公表し、会場に来られなかった学生や学生以外の人にも見てもらえるようにしている。また、twitterを使った人脈づくりにも熱心だ。「顔を見ながら連絡をとっているせいか、ネットでのやりとりだけでも会っているように感じるときもあります」。リアルとネットとの融合を試しながら、彼の挑戦ははじまったばかりだ。

 山川さんは「『プレゼン龍』は、やりたいことを実現させたい学生を応援するいい企画。龍谷大学の学生はもっと応募してみては」と語る。RECでは、今年も多くのプランを待っている。

プレゼン龍実行委員会主催の企業との人材マッチングイベント「ひゃく人交流会」でも、自らのプランを発表した プレゼン龍実行委員会主催の企業との
人材マッチングイベント「ひゃく人交流会」でも、
自らのプランを発表した
 
瀬田キャンパス球場での野球教室 「龍谷の森」で昆虫探し
瀬田キャンパス球場での野球教室 「龍谷の森」で昆虫探し
 小学生にスポーツや自然、文化・芸術に触れてもらおうと2010年4月からスタートした「龍谷ジュニアキャンパス」は2月19日、アメリカンフットボール部による「フラッグフットボール教室」を最後に全日程が終了した。
 今年度は、学生サークルによるスポーツ教室や、里山学研究センター提供の「里山の昆虫を観察しよう」など、全20講座を開講。「陶芸体験」や「吹奏楽ファミリーコンサート」は家族で文化・芸術を楽しめると好評で、全講座を通じて小学生・保護者あわせて約1000人が参加した。
 保護者からは「指導する学生の姿に感動した」「このような機会をもっとつくってほしい」と、本事業への期待が寄せられた。
 RECでは、大学の地域貢献として、地域住民との良好な関係づくりをめざして本事業の充実を図っていく。
 
REC 2010年度下半期の主な動き
龍谷大学経営者ビジネスミーティング2010開催 第10回ビジネスプランコンテスト「プレゼン龍」 第22回新春技術講演会開催

9月

 

 

10月

 

 

 

 

 

11月



12月

 

 



1月

 

2月

 

3月

・独立行政法人科学技術振興機構 研究成果最適展開支援事業に3件採択
・2010年度後期RECコミュニティカレッジ講座スタート(全196講座)
・ともいき大学開講(全10回)
・イノベーションジャパン2010出展
・福祉フォーラム開催
・中信ビジネスフェア2010出展
・びわ湖環境ビジネスメッセ2010出展
・ビジネスプランコンテストプレゼン龍10周年記念シンポジウム開催
・鳥取県×龍谷大学連携講座スタート(全5講座)
・京都未来を担う人づくり推進事業育成プログラムスタート
・京都産学公連携フォーラム2010出展
・龍谷大学経営者ビジネスミーティング2010開催  (写真1)
・第10回ビジネスプランコンテスト「プレゼン龍」 (写真2)
 第5回ビジネスアイデアコンテスト開催
・環びわ湖大学地域交流フェスタ参加
・龍谷大学×同志社ジョイントイベント開催
・龍谷大学×グリコ栄養食品株式会社カレー共同開発プロジェクト始動
・求職者訓練講座福祉マネジメント科開講
・第22回新春技術講演会開催  (写真3)
・龍谷大学×京都中小企業家同友会京都楽商会ひゃく人交流会開催
・2010年度後期野村證券提供 龍谷講座in大阪開講
・2011年度前期RECコミニュティカレッジ申込受付開始
 

2011年講座のパンフレットをお送りします
龍谷ジュニアキャンパスのパンフレット(4月初旬発行・送料無料)は
REC(京都:電話 075-645-7892) / 滋賀:電話 077-543-7848)

 
2011年度前期 RECコミュニティカレッジ
 

2011年度より、RECコミュニティカレッジの会員特典が増加!!

《会員向け特別講演会の開催》
 REC会員の特典として、2011年度から会員向け特別講演会を開催いたします。
今年度は前期1回、後期2回を予定しています。前期は「仏教と雅楽−雅楽の歴史と実演−」をテーマに、雅楽の歴史を仏教との関連を中心にお話します。また、雅楽の基本になる龍笛、篳篥、笙の三つの管楽器を、実演をまじえつつ紹介し、西洋音楽と対比しつつその音楽的特性についても説明します。三つの管楽器の演奏も披露し、実際の雅楽の楽曲にも触れていただきます。
日時:2011年7月30日(土)13:00〜14:30 
定員:360名 
料金:REC会員無料、一般:1000円(7/1申込み開始)
会場:龍谷大学 アバンティ響都ホール
〒601-8003 京都市南区東九条西山王町31アバンティ9階)
お問い合わせ:下の資料請求先までお問い合わせください。
コミュニティカレッジ
 
《龍谷ミュージアム 入館料優待》
龍谷ミュージアム常設展示への入館料割引
常設展示:500円→400円 
企画展示・特別展示は企画毎に異なります。
《龍谷ミュージアム 入館料優待》
 
REC会員制度のご案内

 REC では、上記特典のほかに、受講料割引や大学図書館の利用といった特典が受けられる、REC 会員を随時募集しています。本学卒業生と在学生の保護者は、REC コミュニティカレッジ講座を1講座以上受講することで年会費 (3000円) が不要になります。

 
《おすすめ講座のご紹介》
【講座No.】A−10
(会期:4/16〜7/16の土曜日全6回 会場:大宮キャンパス)
【講座名】龍谷ミュージアム開設記念講座『釈尊とインド・西域』
【講 師】宮治 昭 龍谷ミュージアム館長 ほか
 龍谷ミュージアムの開設を記念し、開設記念特別展『釈尊と親鸞』にあわせた講座を開講します。釈尊の生涯、釈尊の思想を紹介するとともに、インド・西域に展開した仏教の足跡を辿っていきます。仏教の基礎知識を身につけながら、龍谷ミュージアムも楽しんでいただけます。
 
◆ 資料請求先
パンフレット  講座内容の詳細を記載したパンフレットを無料送付。ご希望の方は、
お電話またはホームページからご請求ください。
<資料請求先> 
◎REC京都 TEL.075-645-7892 
◎REC滋賀 TEL.077-543-7848
受付時間:月〜土曜日(祝日除く)10時〜16時
 
ホームページ:http://rec-ryukoku.jp/

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