RYUKOKU SPORTS
バドミントン部

関西バドミントン春季リーグ戦
女子は貫録の3連覇、男子は初優勝
創部史上初男女アベック優勝を達成

女子リーダー
西 友理(にし ゆり)さん
法学部4年生
四天王寺高等学校出身
主将
松原 司(まつばら つかさ)さん
経済学部4年生
比叡山高等学校出身

女子チームは、昨年の春・秋季リーグに続き3連覇。しかも全勝優勝という王者にふさわしい結果を出した。常勝チームのリーダーとして余裕さえ感じられる西友理さん。しかし、自身の調子はいまひとつだったそう。けれど、試合では不調などとは言っていられない。「集中すること。絶対に勝つという気持ちを持ち続けること」。それが西さんの試合に対する強い思いだ。

また西さんが常に部員達に言い続けていることがある。「メンバーに入った人は自分だけが戦っていると思いがちだが、メンバーに入れなかった人達が支えてくれているから練習もできるし、いい試合ができるということを忘れないでほしい」。そこには部員達の人間的な成長も願う西さんの思いが込められている。

次にめざすのは、西日本インカレと秋季リーグでの優勝。その目標を達成し、その勢いのままに全日本インカレに乗り込みたい。強者には勝利する喜びがあるが、負けてはいけないというプレッシャーもある。近年は、関西のレベルが上がってきており、これまで以上に選手の強化が必要であるが、西さんは「どんな試練も練習量で乗り越えます」と、対策は明快だ。

「向かうところ敵なし」の女子の勢いに、好成績を残しながらその影に隠れていた男子チーム。ようやく、今大会で念願の初優勝を果たした。

主将の松原司さんは、「ずっと2位から5位を行ったり来たり。やっと優勝できました」と笑顔を見せる。また、これまで1、2点で競り負けていたが、1点を争うゲームに勝てたこと、そして、技術面だけではなく精神面でも強くなってきたことが、勝利の要因だと話す。「みんな悔しい思いをしてきたので、その悔しさ、自分が勝たなければいけないという責任感が、優勝をもぎ取ったのだと思います」

けれどこの先、男子チームが勝ち続けるためには、弱点であるダブルスを強化しなければならない。去年の西日本インカレでも、決勝でダブルスを落として2位だった。「今年こそは、競り勝つ力をつけて、しっかりと戦いたい」。それでも男子が春季リーグ戦で優勝したという事実は揺るがない。ここに到達してはじめて始まる次のステージがある。

兵庫県でおこなわれる今年の全日本インカレ。関西代表として、女子は全国優勝、男子はベスト4を狙う。