親和会だより

「突撃 下宿におじゃましま〜す」 文学部日本語日本文学科1回生 田中まやさん(和歌山県日高高校出身)

 京都で下宿している龍大生は、日頃どんな生活を送っているのかを探るのが、今回の企画。そこで、田中まやさんの下宿先を訪れた。

共益費を含めて家賃6万円

 田中さんが下宿するマンションは1DK。深草学舎へは徒歩20分。閑静な住宅街の一画にある。マンション入口で鍵を差し込まないと、ドアが開かないオートロック方式。3階に田中さんの部屋があり、南と東の窓から、明るい日射しがさし込む。眺めは抜群、トイレと風呂はセパレート。とても快適な環境だ。

創作どんぶりが自慢

料理好きな田中さん。キッチンも綺麗に片づいています。

冷蔵庫の中も見せてくれました。

 まずは、日頃の食生活をたずねた。朝6時半に起床して朝食作り。ごはんと納豆をベースに、玉子焼きなどの一品を加えたものが基本メニュー。この朝食をとりながら1時間かけて身支度するのが日課のようだ。「朝からスパゲティーということも。でも、イタリア人なら常識ですかね(笑)」と田中さん。優雅。
 夕食にも、さまざまな工夫が施される。得意メニューは創作どんぶり。麻婆丼、鶏肉とナスの甘酢あんかけなど。また、素麺を湯がいて明太子をまぶし、うどん汁をかけても結構おいしいそうだ。冬場はキムチ鍋、牛乳をベースとした味噌鍋など、鍋料理が中心。「野菜も食べられるし、簡単であったまります」。食品は下宿近くのスーパーで仕入れている。


門限なし。しかし忙しい
田中さん。 1年生のため、朝9時からの授業が大半で、8時半頃下宿を出て深草学舎へ。2講時目が終了するのが12時15分。田中さんは課外活動で放送局に所属している関係で、 “昼受(ひるうけ)”という委員会の事務処理に昼休みを費やすため、食事はその時にはなかなかとれない。
 課外活動は16時45分から18時まで。放送局の番組企画や制作にたずさわる田中さんは、土曜や日曜日もイベントのため活動。シーズンは、ほとんど休めない日が続く。特に、秋の龍谷祭の季節は忙しく、その準備に夜遅くまで学校にいることになる。
 「下宿をしているので、終電車の時間を気にすることもないし、結構自由ですね。でも逆に、門限や終電車の都合で早目に帰りますとは言えません(笑)」
 下宿にもどると夕食を作り、食後は勉強したり好きな小説を読んだりで、就寝は午前2時頃。つまり、睡眠時間は約4時間。休みの日は、とにかく睡眠に時間を費やす。午前2時から午後4時まで、14時間近く眠ったこともあるというから驚きだ。

両親も京都観光で宿泊
 下宿生活が、ほぼ1年を迎えた。そこで、素直な感想をたずねた。
 「高校時代、大阪へは何回か行ったことがあるので、京都も大都会だと思っていたら、そうじゃなかった。落ち着いた町並みで、きれいなところです。両親も、京都見物をかねて4、5回こちらにきて泊まりました。大学生って、もっとのんびりできると思っていましたが、やることは、いっぱいありますね」
 部屋の掃除も行き届いているし、食事もきちんと作っている田中さん。こんな龍大生ばっかりだったら、言うことなし。

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