親和会だより


第4回 親和会タイムトラベル

当時の親和会

●三者共催事業の開始
 1995(平成7)年1月17日に起こった阪神・淡路大震災で被災した本学学生、保護者、卒業生を激励するために、同年9月に被災地神戸で、大学・親和会・校友会(以下、「三者」という)共同による阪神・淡路大震災被災者激励会を開催しました。
 この事業をきっかけとして、1997年度以降、三者が共同し龍谷ファミリーとして大学の発展に資することを基本理念に掲げ、三者協力のもと「就職支援」「社会貢献」等を中心とした事業を例年実施しています。本年度は熊本県で「龍谷大学 in KUMAMOTO」を10月24日に開催します。

阪神・淡路大震災被災者激励会
 

●親和会報と大学広報誌報が1冊に
 それまで親和会員を対象とした「親和会報」を年2回刊行していましたが、1997年度より、大学の現状報告、各種情報が明確に伝達できるよう、広報「龍谷」の冊子のなかに親和会版のページを盛り込み、年3回(7月、12月、3月)の発行となりました。現在では発行回数は年2回(9月、3月)になりましたが、1冊で大学・親和会の情報がわかる冊子となっています。


●入学記念品贈呈を開始
 2000年度より龍谷大学に入学された新入生への記念品を、親和会から贈呈することになりました。学生生活や学修活動に役立つものをということで、初年度は書類を持ち運びできるキャリングケースと腕輪念珠を贈り、当時の学生には大変好評で、卒業まで愛用する方もおられました。腕輪念珠は素材を変え、現在でも入学記念品として新入生へ贈られています。

 
キャリングケースイメージ図
イメージ


龍谷大学での出来事

●大宮本館改修竣工記念行事
 重要文化財である大宮学舎本館は5年間にわたる大修復を終え、1997年4月に竣工しました。5月には、改修のために西本願寺へ仮安置していた本尊阿弥陀如来像を本館講堂まで輿に乗せて運ぶ「遷仏庭儀」をおこない、仏旗、学友会旗、サークル旗を先頭に長い列が続き、厳かななかにも華やかさのある儀式となりました。


1997年 4月 大宮学舎本館 竣工

●3学舎で新棟建設ラッシュ
 学生数の増加に伴い、3学舎では新棟が次々と建設されました。学修環境の向上のみならず、瀬田学舎に礼拝施設である樹心館の建設や食堂施設・図書館を新設し、さらに学生生活をサポートさせました。またRECホールを建設し、地域住民へ生涯学習の機会を提供する場も充実させていきます。

●瀬田学舎に国際文化学部開設
 1996(平成8)年に、本学で七つ目の学部となる国際文化学部が開設されました。国際文化学部では「生活」「思想」「芸術」「文明」の四つの領域から文化≠学び、真に外国の人々とコミュニケートできる人材の育成を目的とし、現在でも多くの国際人を輩出しています。

国際文化学部1996年4月開設
《大宮学舎》
清和館(1992年) 本館(1997年)
《深草学舎》
8号館(1992年) 21号館(1998年)
《瀬田学舎》
樹心館、4号館、5号館、RECホール、 青志館(1994年) 新3号館、新図書館(1996年)
ハイテク・リサーチセンター棟(1997年) 6号館(1998年)

●当時の様子
1992年 きんさん・ぎんさんが新語・流行語大賞を受賞
1993年 皇太子徳仁親王が小和田雅子さんとご成婚
1994年 関西国際空港開港
1995年 阪神・淡路大震災が発生
1997年 ダイアナ元英皇太子妃、パリで事故死
1998年 長野オリンピック開幕
1999年 『だんご3兄弟』が299万枚の大ヒット
2000年 BSデジタル放送開始
2001年 アメリカで同時多発テロが発生
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