<豊福> 昔は「お昼ご飯」と言えば学食を利用するのが普通でした。今はコンビニでお弁当を買って食べる。これはご飯ですからまだ良いのですが、食べる量は全体的に減ってきているようです。生協では食生活相談もやっており、そこで「お昼はどうしている?」と聞くと、パンとか甘いものを食べて、それがお昼ご飯だと言うのです。ケーキやデザートまでが、学生さんにとっては「お昼ご飯」というくくりになっているのですね。
また、最近では一日に3食を食べる学生さんは少なく、特に朝食を取らない学生さんは40%にもなります。お金がないので、朝食の時間を遅らせて、朝食と昼食を兼用にするのです。もう一つの傾向として、ご飯は自宅から持ってきて、おかずは生協で買うという、節約派の学生さんも増えています。
食べる量が減ったもう一つの理由は、やはり「ダイエット」。女性に限らず男性も今は「痩せた方がモテる」という理由から少食になっています。昔はライス大盛りだった男子学生が、今はライスSS(120gグラム)です。食べないから必要な栄養が取れない。カルシウムも不足しているので本当に心配になります。
<竹田> 男子学生には、手軽に食べられる丼・カレーが人気です。ボリュームがあるものが好まれるのかと思ったのですが、それほどでもないようです。男性でもダイエットを意識しているのか、小柄な学生さんが多いように思います。主食1品しか食べていません。補食はなかなか買われません。もっとしっかり食べてほしいと感じています。女性には、和菜のおかずが好まれるようです。
特に気になるのは、食事中も携帯電話を片手に持ったり、本を読んだりしながら、何かの「ついで」に食事をされています。「食」が基本ではないようですね。
ある日、どんな料理が一番出るのか気にかけていたのですが結果は様々でした。豊富なメニューを用意しないと難しいということなんだと思います。 |