「親和会海外研修奨学金」を利用して海外研修をおこないませんか!

長いようで短い大学時代。社会人になってからではできないことが出来るのも、大学生ならでは特権ではないでしょうか。卒業研究の一環として大学で学んだ知識をより高めたい学生さんも、社会人になるまでに何かに取り組みたいけど、具体的なビジョンが描けていない学生さんも、自分の可能性を拡げるために、海外に飛び出してみませんか?

龍谷大学親和会では、大学の休業期間を利用して、日常の研鑽テーマを海外で積極的に実証・研修する意欲ある学生を対象に「親和会海外研修奨学金」制度を設けています。今回はその制度について紹介いたします。

【2013年度夏期奨学生】

  氏名 コース名 研修地
文学研究科(修士) 長峯  有佐 研  究 大韓民国
法学部 川上  友貴 研  究 フランス
国際文化学部 松田  尚士 研  究 オーストラリア
経営学部
三好  秀雄 自己研鑽 オーストラリア
国際文化学部
好岡 利香子 自己研鑽 シンガポール
政策学部
市川  博之 自己研鑽 ベトナム

【2013年度期奨学生】

  氏名 コース名 研修地
文学研究科(修士) 田辺  翔平 自己研鑽 ドイツ
国際文化学部 倉増  玲奈 自己研鑽 アメリカ

【研修報告①】自己研鑽コース 政策学部3年生 市川 博之 さん

私は昨年の夏、親和会海外研修奨学生として7日間のベトナム研修をさせていただきました。

私の研修テーマは「ベトナム戦争」でしたので統一会堂、戦争博物館、クチトンネルそしてツーヅー病院を訪れ学習しました。

学習を進めるたびに、私はそれぞれに戦争の血生臭さを感じ、ショックを受けました。またツーヅー病院では枯葉剤の被害者らと交流したのですが、正直とても心苦しく感じる瞬間も多くありました。これらの学習を通して私はベトナム戦争の実態、戦争の悲惨さ、そして平和の尊さを学ぶことができたと思います。

最後になりましたが、今回の研修は親和会の皆様の援助のお陰によりおこなうことができました。本当にありがとうございました。今後はこの研修での学びを日ごろの学習に生かしていきたいと思います。


枯葉剤被害者ドク氏と市川さん

【親和会海外研修奨学金の概要】

研修の種類
「自己研鑽コース」と「研究コース」の2コースで、夏期・春期の年2回募集

  • 研究コース(30万円以内):卒業論文、修士論文、博士論文の作成等、卒業または修了にかかる、研究活動を目的とした海外研修
  • 自己研鑽コース(10万円以内):国際的視野を広げるためにおこなう、学生個人の自主的かつ将来性のある、自己研鑽を目的とした海外研修

人数
①自己研鑽コース・・・若干名
②研究コース・・・若干名

※2013年度採用実績:(夏期)6名(春期)2名

【研修報告②】研究コース 文学研究科修士課程3年生 長峯 有佐 さん

修士論文作成に必要となる、現地調査及び史資料調査・収集を目的として韓国へ渡航し、研修をおこないました。

研修内容は主に、新羅時代の都である慶州にて遺跡を巡るフィールドワーク、東国大学校(慶州・ソウル両キャンパス)訪問(教授・学生と交流、史資料収集)、大蔵経板殿高麗八万大蔵経を所蔵する海印寺訪問、韓国学中央研究院訪問(研究者と交流)などです。現地では多くの人とのご縁に助けられ、計画以上に充実し、また有意義な研修をおこなう事が出来ました。史資料でしか知り得なかった世界を自分の目で見、肌で感じたことで、より一層理解を深めることができたのみならず、現地の史資料や研究者との交流を通して鋭いご指摘をいただき、研究内容に対する考えを改めることもできました。

貴重な機会を与えて下さった親和会の皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。


瞻星台(東洋最古の天文台)

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