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法学部

畠山亮ゼミ
「外」に出て、多様な問題を発見し、解決する。
R×R 夏の陣 準備編

2016.07.28R×R 夏の陣 準備編

法学部 畠山亮ゼミ

R×R 夏の陣とは?

R×R 夏の陣とは、毎年7月に開催される、R(龍谷大学)とR(立命館大学)による合同報告会です。
大学は異なりますが、同じ法制史のゼミに属する学生で法制史への知識や理解を高めていこうという活動です。『史料で読む日本法史』からテーマを選び、選んだテーマについて報告・質問をしていきます。


R×Rをする意味は?

R×Rを行う上で重要となることがあります。それは「外に出て多様な問題を発見し解決する」という私たちのプロジェクトテーマです。
そのため、畠山ゼミでは以下を目標に取り組みました。
・立命館大学と合同で報告会をすることで刺激を受け、今後の個々の研究(卒業論文など)に役立てること。
・法学部=六法という概念を覆すため、もっとアクティブにより広いフィールドに切り込むこと。
・実際に主体的に動くことで、“外”に対応する力を身につけること。


具体的に何をするの?

私たち3回生が主体となって企画・運営をするのは、今回の夏の陣が初めてのことです。そのため、様々なルールについて何度も龍谷大学・立命館大学のR×R担当者による話し合いが行われました。
特に重要となったのが以下の3点です。
・当日の司会進行
・報告時間・質問時間
・採点に関する規則


苦労したことは?

私たちが選んだテーマは「喧嘩両成敗法について」です。
しかし、一言に喧嘩両成敗法とはいっても、中世の様々な喧嘩規制法との因果関係や喧嘩両成敗法の意義を考えるにあたり、何度も試行錯誤を繰り返しました。
また、報告時間が20分と長いのである程度深くまで研究する必要があったため、レジュメと原稿の作成に時間がかかりました。
※今回の報告でいう喧嘩両成敗法とは、「喧嘩をした者を理由に関わらず双方死罪とする」法です。(今川仮名目録第8条)


報告リハーサルの結果は?

6月14日に、ゼミの時間を利用して予行練習を実施しました。
喧嘩両成敗の意義と後の時代への影響を論点に報告を行いました。
そして、畠山先生に「何を伝えたいのかが明確でないため、聞き手に分かりにくい内容である」という指摘をいただきました。
また、ゼミ生から「喧嘩をした当事者が複数いる場合はどうなるの?」「両成敗=死罪のみ?」など質問が多く寄せられました。


改善点は?

予行練習の指摘・質問を受けて報告班で検討をしました。文献や論文を読み直す中で、もう少し論点を絞ることに決めました。
そこで、R×R夏の陣では後の時代への影響ではなく、中世における喧嘩両成敗法の役割や位置づけについて報告をします。

約2ヶ月にわたる準備を経て、ついに7月9日R×R夏の陣が開催されます!次回は当日編についてお知らせします!


辻 梨乃(京都暁星高等学校卒業)