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法学部

畠山亮ゼミ
「外」に出て、多様な問題を発見し、解決する。
R×R 夏の陣 本番編

2016.08.26R×R 夏の陣 本番編

法学部 畠山亮ゼミ

報告会本番

2016年7月9日、約2カ月の準備期間を経て「R×R(立命館×龍谷法史合戦)夏の陣」が開催されました。準備に時間をかけたこともあり、特にトラブルもなく当日は良い雰囲気のままスムーズに進行を行うことができました。
龍谷大学側の報告テーマは「中世の喧嘩規制について」です。中世に発達した「喧嘩両成敗」の法理を中心に、中世においての紛争処理がどのように行われていたのかを調べ、報告しました。対する立命館側の報告テーマは「なぜ江戸時代の刑法は総則に発展しなかったのか」です。江戸時代に刑法総則(すべての犯罪に通じるルール)が発展しなかった理由を西洋の法制度と比較して考察していました。両大学ともに報告は時間内に収まり、質疑応答もスムーズに行えていました。


報告の結果と講評

報告の結果についてはレジュメの評価で差が付き、立命館大学側の勝利に終わりました。
先生、先輩方からの講評では龍谷側は「報告者の質問対応は良かったが、レジュメの内容が薄すぎて真に書かなければならないことが書かれていない」、「質問者は事前に用意した質問をぶつけるだけでなく、報告を聞いた上でより発展させた質問を行うべき」などの評価をいただきました。龍谷側は報告者、質問者ともに事前の打ち合わせが甘かったため、指摘を活かして、今後のゼミ活動に活かしていきます。
進行と報告会全体の評価としては、今回は勝敗にこだわらずに自由な報告会を行うことを目標としていたがそれが裏目に出てしまい、「報告会を行う意義や趣旨が不明確」、「採点基準が曖昧でどこを見て評価すべきかが分からない」など厳しいご意見をいただきました。


次回に向けて

報告会を通して、報告者側は「ゼミ全体で話し合う機会をもっと増やし、些細な事でも全体で共有してみんなで報告を作り上げていくこと」、企画、運営側は「報告会を行う意義をよく考え、お互いの成長に繋げられるようにしていかなければならない」ことが最も重要な課題であると振り返り、今回の反省を活かし「R×R冬の陣」ではさらに報告会の充実を目指していきます。


岡島 勤武(大阪府立狭山高等学校卒業)