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国際学部

陳慶昌ゼミ
国際問題の当事者であることを自覚し、考え抜く
私たちが動かす国際政治

2017.07.28私たちが動かす国際政治

国際学部 陳慶昌ゼミ

国際学部グローバルスタディーズ学科の陳ゼミでは、主に国際関係と国家やnon state actors(非国家的主体)における安全保障について学んでいます。その際に私たちが大切にしている点は、私たち自身も国際社会の枠組みの中にいるのだという、当事者としての意識を持つことです。そうすることにより、国際政治をより深く、より積極的に学ぶことができます。

ゼミ活動が始まった4月からは、国際関係を学ぶ上での基本書として知られる、E.H. CarrのThe Twenty Year’s Crisisという本を読み進めています。この本は戦争と平和と国際平和をユートピアニズムとリアリズムという二つの理論から分析したものです。陳先生に解説してもらいながら、情報を一知識として理解するだけでなく、学生同士でディスカッションをすることもあります。自分たちで意見交換をすることによって、お互いの考えはもちろん、自身では気付けなかった問題点に着目することができます。

今後の活動としては、沖縄の基地問題や安全保障などについての研究をするために9月に沖縄へ行くので、プランの組み立てや事前学習を全員で進めていく予定です。また、後期にグローバルクライシスゲーム(GCG)という、国際問題解決のための国連会議を模したシミュレーションゲームを行うことも予定しています。GCGでは参加者たちが国連加盟国の代表者になりきり、それぞれの国の実際の政策を反映させつつ、国際問題の解決策を探っていきます。これらの活動についても今後の記事を通して報告していきます。

益田 美咲(京都府立園部高校卒業)
西村 風香(龍谷大学付属平安高校卒業)