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社会学部

社会学部 社会共生実習「大津エンパワねっと」
「学生力×地域力=∞」大津で学ぶ、大津に学ぶ。
町の記憶をマップに蓄えていく

2018.04.01町の記憶をマップに蓄えていく

社会学部 社会共生実習「大津エンパワねっと」

2018年1月21日、龍谷大学瀬田キャンパス6号館プレゼンテーション室において、大津エンパワねっと10期生の最終報告会が行われました。報告会では大津中央地区、瀬田東学区の二つの地域に分かれた4チームが、一年を通して地域の人々と共に考え、積極的に地域活動に参加してきた中で発見した課題、またその課題に対しどのような活動を行ってきたのかを報告しあい、大津、瀬田の両地域で各チームが発見したことを共有しました。

私たちチーム「バロール」は、様々な歴史や文化が今なお色濃く残る「宿場町大津の旧東海道」に焦点をあて、常に変化していく町の変化を目で体験できる形にしようと「大津東海道今昔マップ」を作成しました。前期の活動で大津中央地区に存在する魅力となりうるものをより一層見える形でPRするべきではないかと考え、地元住民の方のアドバイスを受けながらその実現方法を模索した中から出てきたアイデアです。

人々の記憶をマップという実体のあるものに落とし込むことによって、様々な人と共有し、大津に訪れる観光客はもちろん、大津に住む方にも歴史的遺産など再発見してもらうきっかけを提供したいと思っています。マップ自体も町と共に変化し、より多くの情報を蓄えることができるようにしました。

完成したマップを報告会では地域の方々に見て頂きました。「面白い」というご評価と共に改正すべき点などを指摘して頂いたうえで、修正したマップを2月から、旧宿場町の町家を活かした交流拠点「大津百町館」に展示して頂いています。

今後はさらに多くの人に見て頂き、変化するマップを定期的に観察し、作成者である私たちも情報共有に参加したいと考えています。

福田 雅人(上宮学園上宮高校卒業)