2017.07.28アクア琵琶湖訪問と立命館国際平和ミュージアムの訪問
経済学部 原田太津男ゼミ
Ⅰ.アクア琵琶訪問~琵琶湖の水道事業をお手本に~
原田ゼミでは、「平和」の実現のために開発と社会保障の二つの政策手段を捉えています。開発チームは6月21日(水)に滋賀県大津市にある、アクア琵琶に行きました。目的は、途上国の開発に必要な技術を、先進国の日本から学ぶためです。
現地では、大きく分けて次の3つを学びました。
1.水質問題 2.インフラ整備 3.ダム再開発事業
滋賀県は琵琶湖流域別下水道整備総合計画に基づいて下水道事業が行われており、ダムの再開発や放水路の整備が地域発展に寄与した業績がありました。下水道、河川堤防、ダム建設などのインフラの蓄積は、経済活動の効率性を高めることが分かりました。
私たちが先進国と途上国の水道事業との比較で鍵だと考えているのは〈民営化〉です。
滋賀県大津市で2014年6月、越直美市長が、国や地方自治体が公共施設の運営権を民間企業に売却する方式をとることを検討していた事実を知りました。
今後は、学んだことをどう途上国に発展させるかを考えていく予定です。
板倉 有希(愛知県立刈谷北高校卒業)
Ⅱ.立命館国際平和ミュージアム訪問~戦争の生々しさを知る~
平和チームの活動目標は、過去に繰り返されてきた戦争を知り、将来の平和を実現していく方法を探ることです。今回は目標達成に向けた一つの取り組みとして立命館国際平和ミュージアムを訪れました。
ミュージアムのB1階は15年戦争と現代戦争の展示、2階は平和活動の展示がされています。館内の方にガイドをお願いしたことで、戦争時の環境や生活様式がよりリアルに伝わってきました。
B1階の展示で特に印象的だったのは、特攻部隊の出撃前の写真です。当時日本政府は、精神主義を推し進めており、「日本のために命を落とすことは誇らしい」と教えられていたのにも関わらず、この写真は隊員が口を閉じうつむいて不安げな表情でした。戦争に勝つためなら、命も捨てなければならない戦争の恐ろしさがわかる1枚でした。
2階では、様々な平和活動の展示を通して私たちの平和活動を考えるための参考になりました。
笠松 龍希(京都府立向陽高校卒業)