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政策学部

大石尚子ゼミ
食と農でイノベーション~生産者と消費者の懸け橋になる~
奈良県宇陀市での活動について ~半年間の活動まとめ~

2017.10.23奈良県宇陀市での活動について ~半年間の活動まとめ~

政策学部 大石尚子ゼミ

私たち大石ゼミナールは、半年という長い期間にわたって、奈良県宇陀市にて農業法人の協力をもとに農業を行い、京阪三条駅構内の「街ナカ産直&marchè」にて野菜の販売をするといったような、生産から販売までを一貫して体験するという活動を行ってきました。

そこで今回は、奈良県宇陀市にて行った生産活動について詳しくお伝えしていきます。

まず、私たちが宇陀で活動するに至った理由を説明します。大石ゼミは、地域農業の支援と農村地域の再生をテーマに活動を行っています。そこで、私たちは生産から販売までを自ら体感し学べる場所として、我々の研究テーマに合った典型的な中山間地域である奈良県宇陀市を挙げました。そして同市農業法人『福角農園』さんのもとで、草刈りといった農場の整備から、播種(種植え)、水やり、収穫、その後の片付けまで、野菜ができて出荷されるまでの、全ての工程を農家の方に教えてもらいながら、農業の一貫した活動を行ってきました。このように、私たち大石ゼミは奈良県宇陀市を拠点に置き生産の過程を学びました。

実際に奈良県宇陀市で農業を経験し大きく変わったことは、まず農業に対するイメージです。農業に対する一般的なイメージは「しんどい、朝が早い、肉体労働」などといった悪いものが多いと思います。しかし、実際に農業の深い部分まで体験してみると、その辛さ以上に、充実感、自然、食の大切さ、さらに命の大切さを感じることができました。農業を経験したことがないからこそ悪いイメージを持ってしまうかもしれませんが、それ以上に、良いことがあるのだと感じました。

私たちは主に宇陀産のレタス、黒枝豆を栽培に携わり、播種(種植え)、草刈り、収穫、圃場の整備などを行うことによって、常に野菜の成長や変化を感じることができ、その野菜の旬や美味しい時期、食べ方なども学びました。そこで得た知識を、街ナカ産直&marchèでの販売においてお客さんに伝えました。

大石ゼミの奈良県宇陀市での活動はただ農業を行うだけではなく、リアルな食や命に触れることで生きることの大切さを学んでいます。また、販売する現場を意識した生産活動をすることで、実際に現場を通して地域農業の重要性広めることができたら良いと考えています。

安藤 憲武(私立崇徳高校卒業)