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農学部

農学部 1期生チーム
食と健康の未来を育む from NOU
初めての大量調理!100食以上を提供!!

2018.01.12初めての大量調理!100食以上を提供!!

農学部 1期生チーム

今回は、給食経営管理実習Ⅱという授業について紹介します。この実習では、メニューの作成、食券の販売、調理、提供などを学生自身で行うことで、給食を提供するための一連の流れを学びます。実際に100食以上の給食を調理し提供することが、この実習一番の楽しみです。農学部に導入された最新機器を使った初めての大量調理!!あらかじめ決めておいた作業工程を確認し、いよいよ調理室に入ります。

今回のメニューは、白飯、豚の角煮、ピリ辛ナムル、エリンギとワカメのスープ、豆乳プリンです。もちろん、栄養のバランスや見た目などを考慮して決めました。写真は、豚の角煮の味付けをしているところです。大量調理では、家庭での調理のような少量調理に比べて調理中の水分の蒸発が少ないため、必要な調味料の量も変わってきます。使用する調味料の量は事前に決めていましたが、思い通りの味に仕上がるかが分からず苦労しました。また、大量調理を行う上で、手洗いやアルコール消毒のような衛生管理は必要不可欠です。限られた時間の中で、他の様々な作業に気を遣いつつ徹底した衛生管理を行うことは簡単ではなく、その大変さが身にしみました。

給食を提供した後、私たちも給食を食べました。真空調理をしているため、豚の角煮やピリ辛ナムルにしっかりと味が染み込んでいて美味しかったです。

給食提供時にご協力頂いたアンケートの結果によると「味がよく染み込んでいて美味しかった。」という意見がある一方で「味が濃すぎて辛かった。」という意見もありました。味付けの好みは人それぞれであり、全員に「美味しい。」と言って頂ける給食を提供することの難しさを学びました。しかし、「とても美味しかった。」とアンケートに書いてくださる方もたくさんいらっしゃいました。このような声が聞けることが、給食提供に携わる管理栄養士にとってのやりがいの一つだと感じました。

角 彩可(滋賀県立守山高校卒業)