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農学部

農学部 1期生チーム
食と健康の未来を育む from NOU
栄養教諭 ~子どもたちの健康を食育で支える~

2018.05.08栄養教諭 ~子どもたちの健康を食育で支える~

農学部 1期生チーム

皆さんは、栄養教諭という言葉を聞いたことがありますか?
農学部食品栄養学科では、管理栄養士の受験資格を取得すると同時に、「栄養教諭」を目指すための授業も受けることができます。

栄養教諭とは、社会が発展し食生活の多様化・乱れが進む中で、子供たちが将来にわたって健康に生活していけるようになるために、学校で食に関する指導を教員として行う資格です。2005年に創設されました。

栄養士・管理栄養士の資格と教員免許を持つ「栄養教諭」の制度を作ったことで、食に関する指導(学校における食育)を『教員』として行うことができるようになりました。

今回は、「栄養教諭実践論」という授業を紹介します。

栄養教諭の主な業務には、「食に関する指導」と「学校の給食管理」があります。
この授業では、実際に指導案を作成し、模擬授業を行いました。
この日のテーマは、日本の伝統的な和食である「おせち」。
それぞれの食材や料理に込められた願いなどを学んでいきます。
手作りの教材やワークシートを用いたり、クイズやゲーム形式を取り入れたり…。
子ども達(今回は児童役の学生)の興味関心を引き、理解を深めるために、話し方をはじめ様々な工夫をします。

「生きた教材」である給食を活用し、授業を対象学年の発達段階や理解力に合わせて考え、実施することも大切であると痛感しました。

このように、栄養教諭には食に関する専門的な知識はもちろん、様々な力が必要とされます。
自分にはどんな力が足りないのか、また、これからどのような力をつけていく必要があるのかを深く考えるとてもいい機会になりました。
取得しなければならない単位も多く、決して容易な道ではありませんが、子どもたちの成長に関わることのできる栄養教諭は魅力たっぷり。

これからも諦めずに栄養教諭を目指して頑張ります。

松下 実代(京都府立桂高校卒業)