国際関係コースでは、コースに所属する学生が自主的に海外で語学研修を受けたり、一定のテーマに関する調査・研究を実施した場合、滞在期間と活動の成果に応じて最高28単位までを履修単位として認定しています。
研修テーマ:中国のNPOについて
研修先:同済大学(中国・上海)
中国人の友人がいるからでしょうか、大学で学んだ中国の格差や環境の問題を私はとても身近なものに感じ、こういった社会問題に対して動いている中国の民間組織を実際に見てみたいと思うようになりました。そして、中国への交換留学の機会を得て、「中国のNPO」をフィールドワークのテーマに選びました。
中国のNPOは、知り合うまでがなかなか大変でしたが、ある先生から紹介していただいたつながりや、ネットを利用して、社会起業家ネットワーク、環境、教育などいろいろな分野のNPO・NGOを訪問することができました。その中でも、民工(出稼ぎ労働者)の子どもたちのために民間が作った小学校は、私がとても見たかったところのひとつで、ボランティアとして継続して参加させていただいています。
子ども達は10歳を過ぎると宅配など簡単な仕事を始めます。中学校へは上がれません。
そんな現実を目の前にしたとき、無邪気な子ども達の笑顔が、私の胸に突き刺さります。しかし、子どもたちのために一生懸命動くNPOスタッフの姿に、中国の市民社会のこれからを期待させるものを、私は感じています。
上海で体験し感じとった事を、帰国後も何かにつなげて活かしていきたいと思います。
研修場所:ウニベルシタス・カスティジャエ語学学校(スペイン)
バリャドリードの語学学校での研修は、スペイン語に自信がある人はもちろん、そうでない人にも、とても分かりやすく行われました。3週間のコースが修了して個人旅行に向かうころには、ホテルのチェックインやバルでの注文といった旅行会話なら簡単にこなせるようになりました。バリャドリード滞在中はホームステイということもあり、スペインの生活スタイルを存分に味わえました。何より、食事の心配がいらないのが助かりました。しかし、ホームステイ先の食事や環境はどうしてもそれぞれの家庭で差が出てしまうので場合によっては・・・なんてこともあります。研修期間中で何より楽しかったのが、仲の良い友達同士や個人で気ままに回ることができる最後一週間の自由旅行です。今回私はイタリアに行ったのですが、ヨーロッパの空の旅はとても安く、1人往復2万円程度でした。スペイン語研修ではありますが、スペイン以外のヨーロッパに興味がある方にもおすすめの内容です。
過去に先輩たちが選んだ研修先です。