法科大学院改革~学生一人ひとりの実力向上と成長を徹底して支えるために~
龍谷大学法科大学院は、「国民のための司法」をめざす司法制度改革の精神を尊重し、すべての”いのち”を尊ぶ「共生」(ともいき)の理念のもと、「日本国憲法の精神を護り発展させる」という本学法学教育の目的を達成するため、「市民のために働く法律家」を養成することをめざしています。
本学法科大学院は、この目標を達成するため、様々な学習歴や社会経験を持ち、将来、社会の多様な場面で「市民のために働く法律家」となることを志す人を受け入れたいと考えています。多様な学習歴を持った人に対して、法の基礎知識や法律家としての素養を徹底して身につけてもらうとともに、法を扱う専門家としての高度な応用力や実務能力を修得してもらい、学生一人ひとりの目標の達成を支援します。
本学法科大学院は、2005年の開設以来、特色ある教育と手厚い学習支援を行っています。例えば、本法科大学院教育の特色の一つとして、「法務研修(エクスターンシップ)」を必修にしています。この科目は、将来法律家として活躍する上での実践力を高めるだけでなく、社会の第一線で活躍する法律家やその協力者とともに働くことを通じて、法律家としての意識や姿勢に肌で触れる機会を提供しようとするものです。
改革・改善に不断に取り組み、奨学金制度や修了後の学習支援体制の充実などを実現しているだけでなく、本年2009年度からは新しいカリキュラムを始動させます。
さらに、学生一人ひとりの実力向上と成長を徹底して支えることをめざし、新たな改革に取り組みます。
学生一人ひとりの学習到達状況に応じた教育を実現します。
講義科目においては、授業進行中での学習到達状況の確認をより徹底するとともに、授業の前後における質疑応答を丁寧に行うなど、これまで以上に講義に関する教育指導を充実させます。
また、これまでも法律基本科目に関する講義での基礎知識の修得を徹底するため、講義に連動させた演習を開講するカリキュラムを構築していましたが、さらに少人数での講義・演習を徹底することにより、学生一人ひとりの学習到達状況に応じて、綿密な指導を行うとともに、アウトプット(発表や論文作成等)の能力向上を図っていきます。
よりきめ細やかな学習相談・指導を実現します。
法科大学院での学習は、正課課程での教育が基本となることはいうまでもありませんが、学生の主体的な自主学習への取り組みが必要不可欠です。その自主学習を支援するために、2008年度より、修了生と在学生の区別なく、一人ひとりに、その希望する教員を相談相手として指名していただき、両者の意見交換を通じて、物心両面にわたる学習環境の向上を目指す制度として、「学習相談員制度」を創設しました。
より一層のFD活動に取り組みます。
授業方法の質的改善や学生の学習到達度の分析を行うなど、学習指導の効果を高めるための取り組みとして、FD活動を抜本的に強化します。
修了後も継続的に学習支援をしていきます。
法律家となるには、修了後5年内に3回の受験機会がある新司法試験に合格しなければなりません。そこで、法科大学院を修了した後も、在学中と同様の学習環境で自主学習ができる環境を整備していますが、さらに多様な学習機会の提供や充実した学習支援を行っていきます。
このように、学生一人ひとりに対し、今まで以上に徹底した教育と学習支援を行っていくために、それに相応しい学生数へと適正化を図ることとし、入学定員の変更(現行60人を30人に削減)を行います。(2009年度内に文部科学省への届出予定)

