龍谷大学

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新司法試験合格者が語る

5~6年間、独学での勉強を経て既修生として初の新司法試験合格者に。 仲 晃生さん

外国籍の人をサポートしたいという想いから、
一念発起で弁護士になろうと決めました。

 そもそも大学は法学部だったものの、卒業後は編集の仕事を始め、長らくフリーで働いていました。改めて弁護士になろうと決めたのは十数年経ってからのことです。滋賀県で外国人向けに日本語を教えるボランティアに携わったのがきっかけでした。
 最初はブラジル旅行を楽しむ目的で日本人向けに開催されていたポルトガル語教室へ行き始めたのですが、そのうちブラジル人の子どもたちが通う日本の学校の勉強を手伝うようになりました。滋賀県はブラジルから日本に来た人が多く、その子どもが日本で育っています。僕はそこで外国籍の人たちの状況を知ることになります。居場所がなかったり、邪魔者扱いされたり、そうした問題をサポートするために教室のスタッフとボランティアグループを立ち上げることになったのですが、外国籍の人たちが置かれている状況は知れば知るほど難しい問題があったので、法律の知識をしっかり身につけ資格をもった人間が側でサポートした方が良いと思い法律を勉強し直しました。法学部にいた頃の知識は抜けていたので、予備校の試験を受けたりしながら5~6 年間は独学で勉強して旧司法試験も受けましたが、仕事をしながらの受験勉強だったこともあり司法試験に合格するのは難しかったですね。

龍谷大学法科大学院があえて「市民のため」と 掲げている法曹の理想に共感。

 ロースクールは妻にも勧められていましたし、市民のために法律家を育てようと理念を掲げているこの学校でなら良い勉強ができそうだと思いました。外国籍の人たち、子どもたちのためにと考えた時、どうしても憲法からは国民の権利だとか国民中心の意識が基本になりがちですが、龍谷はあえて「市民の」と言っているのが素晴らしいと感じたんです。それから、もう退官されましたが元弁護士の戸塚悦朗先生がここで国際人権法を教えていると知ったことも理由のひとつ。外国籍の人たちを支援するため国際人権法には大変興味がありました。また、法務省出身で犯罪学が専門の浜井浩一教授も、僕が注目していた方だったので、あの浜井先生も龍谷にいるんだと知り驚きました。
 いよいよ新司法試験に向けてロースクールへ。僕は独学で勉強していた頃の蓄積があったので既習コースに入ることになりましたが、入学した当時の既修者は僕だけ。良いお手本にならなければというプレッシャーはあったもののみんなフレンドリーで自然にいろんな意見が交わせる雰囲気だったのは良かったと思います。

ある一日のスケジュール
仲 晃生さん

ロースクールはより具体的な目標をもって入る
方が時間を有効的に使えるはず。

 いま僕は司法修習を行っているところで、それが終わればもちろん弁護士になります。とくに民事系、それから労働系や行政裁判などもやっていきたいのでオールマイティな弁護士を目指します。ブラジル人やペルー人の知り合いとつながりをもちながら日本でのコミュニティを支援しつつ南米の国とのビジネス関係の仕事も開拓したい。そうした目的意識を明確にしておくのも大切だと思います。ロースクールがつくられたのには、これまで法律的な支援が受けられたかったところまで支援を届けるという理念があって、それを実現できるのは恐らくこれから弁護士になる人たちだと思います。社会で何が起きているかに目を向けながら目標をもってロースクールに入り、集中して勉強する、そうすれば2年間なり3年間を有効的に使えると思います。

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