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新司法試験合格者が語る

良い意味で鈍感になることも大事だと気付き、自分を律して勝ち取った合格。 岡村 政和さん

刑事弁護に強いロースクール、手厚いサポートも龍谷大学法科大学院の魅力です。

 父親が仕事の関係で法律のことを話してくれていた影響もあり、高校生の頃から法律に興味をもち法学部に進学。大学時代は冤罪を勉強していて、ある日、通学の途中で痴漢の現場に遭遇しました。痴漢という犯罪は客観的証拠がほとんどありません。痴漢という犯罪の性質上、本当はやっていなくても社会にあたえる影響が大きく、事実上の不利益として仕事等を辞めざるをえなくなったり、子どもがいじめにあったりと被害が広がってしまう。そんな風に困っている人たちを、弁護人として適正な手続きで守りたいと思ったのが刑事弁護人をめざすスタートラインでした。
 僕らが大学を卒業する頃は法科大学院構想ができあがっていましたし、弁護士になるために当然だと思っていたのでロースクールへの進学に迷いはありませんでした。龍谷大学法科大学院の魅力は家が京都で行きやすかったというのがひとつ。司法試験に合格するためには勉強時間を確保する必要がありますから。そして何より大事だったのは、刑事系の先生が充実していることでした。龍谷大学法科大学院は、京都で有数の刑事弁護人が指導をしてくれる、これが決め手でした。
 入ってからはとにかく学校で勉強。他の大学院のポテンシャルの高い人たちでさえすごい勉強をしていると聞いていたし、僕が怠けていいわけはないという感じで朝は早めに行って授業前の予習、夜は終電までねばって勉強しました。龍谷大学の施設は他よりも相当良くて24時間使えるうえ、学生それぞれにあてがわれる机(キャレル)があります。この手厚いサポートは修了生でも安く使えますし、お盆休みと正月以外は毎日学校に来て勉強しました。

3回目の司法試験で合格するまでには、
自分を一度否定することも必要でした。

 一人で勉強するだけでなく、意識の高い学生とゼミを組んだりもしました。民法、憲法、刑法などそれぞれどの本が良いか情報を持ち寄り、一冊の本をつぶしてその分野を完璧にするという方法です。皆で一緒に時間を消費するので効率を良くしようと工夫しました。今もゼミのファイルが残っていて、改めて見るとあの頃は頑張っていたなと思います。
 それでも司法試験に合格するまでに長い時間がかかってしまい、試行錯誤することに。当初から先生に知識はあるけれど司法試験には対応していないと言われていました。知識があるのに受からない受験生はすごく多い。与えられた問題に対し、自分の知識を吐き出すというか、問題を作り替えてしまうんです。正直、2回目の受験には相当な自信がありました。直前の模擬試験の成績はすこぶる良く、本番の試験は全科目ほぼ限界作成の8頁の答案を書いています。自分が落ちたら誰が受かるというぐらいだったのに落ちてしまった。後で先生に見てもうとやっぱり問いに答えていない、勝手に解釈しているという理由でした。3回目はもう受験者としてベテランの域。自分の我も強くなっていたので、自分が否定されていたこととまず闘う。そして良い意味で鈍感になった方が良いと気づきました。教授や弁護士の先生に相談して、知識はあるのだから条文を大事にして問いに答えることだけ意識すれば落ちない、そういう想いで受けました。シンプルに、問題が何を聞いているのかに集中して答案を作ることができた時に受かったんですね。

ある一日のスケジュール
岡村 政和 さん

 知識を吐き出すというか、問題を作り替えてしまうんです。正直、2回目の受験には相当な自信がありました。直前の模擬試験の成績はすこぶる良く、本番の試験は全科目ほぼ限界作成の8頁の答案を書いています。自分が落ちたら誰が受かるというぐらいだったのに落ちてしまった。後で先生に見てもうとやっぱり問いに答えていない、勝手に解釈しているという理由でした。
 3回目はもう受験者としてベテランの域。自分の我も強くなっていたので、自分が否定されていたこととまず闘う。そして良い意味で鈍感になった方が良いと気づきました。教授や弁護士の先生に相談して、知識はあるのだから条文を大事にして問いに答えることだけ意識すれば落ちない、そういう想いで受けました。シンプルに、問題が何を聞いているのかに集中して答案を作ることができた時に受かったんですね。

先生が熱心にアドバイスをしてくださったことは、
実務に入ってすぐ生きてくる。

 今は司法修習の期間ですが、すべての授業が自分の成長につながっていると思います。僕は刑事系の弁護士を目指していたのでこの学校の先生の良さは知っていたつもりでしたが、改めて素晴らしいということを実感できます。
 例えば、刑事実務総合演習の模擬裁判。僕たちは教科書で読んだことに従い主張を作っていましたが、その主張は通らないからこうするんだという、アドバイスをくださっていて、僕らは気づいていないところで勉強しながら実務的なことを学んでいました。それが司法修習に入ってからすぐに生きてくるんですよ。中田邦博先生の民法の問題を前提とした設問もうそうです。問題をその場で考えて返す質疑応答形式で、条文がきちんと整理できていないと矛盾を指摘されてしまう。自分が用意したことだけでなく、他の問題にも対応できるかが問われるのは司法試験も同じで、きちんと条文から考えれば答えは矛盾せず間違いません。そんな風に司法試験のことも先生は考えられていたんだと思います。
 それに、これからは新司法試験合格者の先生がさらに検討を加えて教えてくださるので、さらにサポートが手厚くなります。学生が勉強をすることはもちろん一番大事です。受験する学生が身ひとつで合格を勝ち取るのが司法試験ですから、知識を高める勉強は大事ですが、その時にサポートしてくれる先生たちの話を聞く柔らかい姿勢をもっていただきたいと思います。

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