貴島 信行

貴島 信行 教授

貴島 信行 教授

真宗学 伝道学

研究内容についてお教えください

伝道を視座とする真宗伝道学構築に資する研究です。真宗の学びは普遍的な真理に導かれていく道筋を示す教義を明らかにし、救済の対象であるところの人間を徹底して理解していくところに意味があるといえます。伝道学といわれる場合には、そうした教法の導きと人間理解に基づきながら、複雑多様化する現代の人間社会における苦悩の諸相、様々な課題に応えていくための新たな知見や視野をもってアプローチしようとしています。


現在の専門分野・研究内容のどのような点に魅力を感じますか

学問研究では知的関心や探究心を満たしますが、伝道学は加えて他者との関係性を明らかにするという性格をもっています。普段の生活の中で人びとが直面する問題に対処するためには、専門的知識だけでなく、あくまで生身の人間をありのままに受け入れるまなざしや智慧による言葉の力が要求されます。人間のいとなみを巨視的に鳥瞰するところから、微細に虫のごとき複眼で捉えていくという作業も必要となります。座学とともに実践によって得られる成果との相互作用を含む真宗伝道の研究にとても魅力を感じています。

貴島 信行 教授2


龍谷大学実践真宗学研究科の優れている点をお教えください

実践的な研究分野では自己の宗教的信仰が問われてきます。また感性豊かに正しく教えを伝達する布教力、寺院をはじめ地域など、諸活動において創造性を生かした企画力や行動力、潤いある人間関係を築くためのコミュニケーション力など、高度の専門的知識とともに自己の実践力が求められます。実践真宗学研究科では各分野での先学の思索研究に学び、個々の立場や目標に応じてのきめ細かな対応が可能です。さらに実習の積み重ねにより着実な成果が得られるよう配慮されており、総合的かつ実質的な研究に取り組むことができます。


教員・院生はどのような関係ですか

教員は院生の研究が円滑にすすめられるようサポートします。授業をはじめ研究発表、課題の共有によってお互いが刺激を受け切磋琢磨されていきます。ことに実習現場での学びはそれぞれの能力を高めるだけでなく、つながりを育て深める尊いご縁となります。教員と院生は縦割りの関係ではなく、むしろ実践者としての横のつながりを強く感じます。

実践真宗学研究科への進学を考えている人に向けて一言

真宗の伝道は人と人との接点が明らかになるところに開かれます。しかもそれは自らが仏の真実に接することを他にしては成り立たないという関係性をもっています。そのような視点により、私は布教伝道、寺院、地域での諸活動を含む宗教実践分野を担当しています。現在、修了生は専門的な学修を経て、社会の各分野で活躍されています。実践真宗学研究科への進学は知的探究心を満たすとともに、すぐれた宗教実践者をめざすスタートともなるでしょう。皆さんの実践力の向上に役立ちたいと願っています。

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