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Teacher Education Center

教職センター

教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること

本学の教員養成の目標

「浄土真宗の精神」を建学の精神とする龍谷大学の教員養成は、その理念を「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことを追求しつづける人間の育成を基盤におき、長きにわたる歴史と伝統を活かしつつ、総合大学としての豊かな教育資源をもって急速な国際化、「知」の変容や高度化に対応することができる人材を育成することを目的としています。

この理念・目的を実現するために、教員養成に対する理念と実践を往還させることにより、豊かな人間性と高い倫理観を備え、社会的責務に対する自覚を有する教員の養成を実践し、

  • 「確かな専門的知識と広く豊かな教養を身につけた教師」、
  • 「人間の成長・発達について深い理解力をもつ教師」、
  • 「生徒に対する教育的愛情、教育者としての使命感を体現できる教師」、
  • 「高度な専門性と豊かな経験を基盤としてより高い実践的指導力を発揮できる教師」
の育成を目標としています。

また、国の将来を展望した教育のあり方を念頭におきつつ、課程認定大学に求められる社会的役割と責任を十分に自覚した教員養成にかかる諸活動を積極的に推進するとともに、内発的に教育界に貢献できる有為な教員養成をおこないます。

教員養成の目標を達成するための手だて

本学では上記の教員養成の目標を達成するため、以下のような手だてで教員養成を行い、教職課程履修者の教員としての力量向上を図っています。

まず「確かな専門的知識と広く豊かな教養を身につけた教師」の育成のためには、教養教育科目として提供されている人文科学系・社会科学系・自然科学系等の各科目と、免許教科と直結する専攻科目として文・経済・経営・法・政策・理工・社会・国際・農の9学部1短期大学部において多彩に展開されている科目を履修することで、教職課程を学ぶ際の基盤となる学力を身につけられるようにしています。さらに深草学舎のいくつかの学部では、国際関係・英語コミュニケーション・スポーツサイエンス・環境サイエンスの学部横断4コースにおいて、卒業単位に組み込める科目を設け、個々の志望に応じて専門的力量の向上が図れるようにしています。

次に「人間の成長・発達について深い理解力をもつ教師」の育成のためには、学問的成果を教育実践につなげるための科目「学習・発達論」と「人権論」を教育実習の事前履修を必修にするとともに、全学部必修科目である「仏教の思想」等を基にしつつ、教職課程全体で人間について深い洞察力をもてる教師の育成を推進しています。

また「生徒に対する教育的愛情、教育者としての使命感を体現できる教師」の育成のためには、各教育委員会によるいわゆる教師塾や学校ボランティア等における学校現場での学びを奨励するとともに、介護等体験に継続する社会的活動や本学のボランティア・NPO活動センターが関わる諸活動への参加を勧め、子どもへの関わりは勿論のこと年齢を問わず多くの方々との人間的関係を深められるよう指導を進めています。

最後に「高度な専門性と豊かな経験を基盤としてより高い実践的指導力を発揮できる教師」の育成のために、4学年ごとの到達目標を設定・明示し、これを基に1年次生対象にwebページや『教職ガイドブック』・『履修要項』により本学教職課程の情報を提供しつつ、早期から教職希望者の把握を行い、履修カルテを活用しながら各学年とも随時個別指導に関われる教育相談体制をとり、教職課程履修者の進路目標達成と問題解決の支援にあたっています。

これらの教員養成の目標の達成を目指すために、さらに今後の教職課程のあり方に関する全学的な共通認識や組織体制の点検と改善を行い、教員に求められる資質を保証したカリキュラムの改善・充実や授業の質的向上に努め、地域や学校との連携等を具体的に進めます。