龍谷大学

地域公共人材総合研究プログラム

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授業について

理論と実践をつなぐ

法学研究科・政策学研究科・経営学研究科(一部科目)・社会学研究科(一部科目)の科目から、21世紀の地域公共政策を支える市民活動・地方自治の実務と理論を学ぶ総合的な研究機会や実務教育を提供しています。

CHECK!! → 開講科目一覧

課題解決の政策型思考を多様な主体との関係性のうえに構想する力を付ける

土山希美枝【政策学部 教授】
土山希美枝【政策学部 教授】

政策課題の解決構想は、常に現在から始まります。政策課題に対する社会の理解、ヒト・モノ・カネといった資源の質量など、「現在」が与える条件から、「未来」を構想します。どんな「未来」が目指すべき「課題解決」なのか。その過程はどうありうるか。現在が理想どおりでないように、未来も理想どおりではないでしょう。しかし、そのなかでは、どんな価値や条件を優先させるのか。その構想、実践に必要なのはまず多面的な視角です。政策の構想、多様な主体との対話・議論を通じた関係性の構築、予測と調整、合意や集約や決断、検証。政策は多様な主体が関わり、価値と利害が交錯しつつ出来上がっていくもの。その力をつける環境が、このプログラムにはあります。

特色のある科目をPICK UP

地域リーダーシップ研究・先進的地域政策研究

両科目は、各地の進的な政策例について、トップリーダー及び政策の立案や実施に直接携わった自治体・NPOの責任者をゲスト講師に招き、講演会を開催、その事前学習と講演後のディスカッションによってリーダーシップのあり方や事例の理解を深める科目です。

~受講者VOICE~

分権時代の新しい公を支える地域主体の構築
―「地元学」による持続可能な地域づくり―

石本淳晃【法学研究科】

石本淳晃【法学研究科】

熊本県水俣市は公害によって長い間差別に晒され、住民同士の関係も悪化し、地域も衰退していました。この地元学ネットワークの主宰の吉本哲郎さんが行う「地元学」は、住民が地域にあるものを、聞き取りなどを通じて再発見、共有していくところから始まり、そこから地域の政策へと昇華させていく、実践の学であると思います。トップダウンの地域政策とは違い、住民が価値を共有し、そこから何をするかを話し合いながら積み上げていくため、問題解決型ではなく住民の生活をベースにした価値創造型の取り組みです。 「住民主体」という言葉は散々使われてきましたが、吉本さんの取り組みを見て、地域の実態から入る手法は、地域の力を引き出していくこととは何かについて学ばせてもらいました。

講師:吉本哲郎氏

講師:吉本哲郎氏
【地元学ネットワーク主宰】


<略歴>
1948年水俣市生まれ。宮崎大学農学部卒業。1971年、水俣市役所に入る。都市計画課、企画課、環境対策課、水俣病資料館館長を経て、2008年退職。国内外で、地元学に学んで人・自然・経済が元気な町や村をつくる地元学の実践にあたる。

CHECK!! → その他の講演会・受講者VOICE (作成中)

ワークショップ科目①

「協働ワークショップ実践演習」

「市民社会」「市場(企業)」「政府」の3セクターと大学院が同じ場を共有しつつ協働の理論、 の協働型社会システム、協働の政策化について、講義と協働型ワークショップを通じて学ぶ科目です。

地域協同トライアル2地域協同トライアル3

~受講者VOICE~

芝原浩美【法学研究科】

芝原浩美【法学研究科】

今まさに「協働」中であるNPOの悩み、行政の立場からNPOを見た時の不安や不満など、セクターを越えて集まることがなければ聞く機会がない具体的な話も多く出され、そもそも協働とは? 協働の目的とは? 必要なコストは誰が負担する? NPOまたは行政の役割・責任は? といった多くの論点が飛び出し、議論が進んだ。 富野先生、深尾先生の両先生による講義とアドバイス、そして、ワークショップでのきょうとNPOセンターの職員によるファシリテーション、院生有志の事務局の準備・運営により、非常に濃い学びの場になったように思う。どんな社会をつくるのか、とセクターを越えた共通のビジョンが求められる昨今、このようなセクターを越えた意見交換の場を創り出すことの重要性を改めて感じた4日間であった。

ワークショップ科目②

「コミュニケーション・ワークショップ実践演習」

 公共政策の担い手である「市民社会」「市場(企業)」「政府」という3つのセクター間内外の壁をこえ、相手と「つながり」、そこから何かを「ひきだす」という連携・協力の理論と技術は重要です。そのファシリテート能力(つなぎ・ひきだす能力)の基礎をワークショップを通じて学ぶ科目です。

協働型ファシリテート能力育成研修1協働型ファシリテート能力育成研修2協働型ファシリテート能力育成研修3

~受講者VOICE~

馬場雅之【科目履修生】

馬場雅之【科目履修生】

講義を通じて協働型のファシリテーションに重要な『個人の意見を尊重する』ということを深く意識するようになりました。ありふれた言葉かもしれませんが、実際に意見を尊重するということはどういうことなのかを突き詰めた講義だったと感じています。 発言しやすい空気感を作り、出された意見を整理・構造化しながら小さな合意を積み重ねて最終的な合意形成に導く。とても繊細かつ集中力の要ることだと感じました。 この講義を受けた後、実際に自身の活動でファシリテーションをする機会がありました。しました。以前はファシリテーターというと、議論の推進役という認識だったのですが、場に議論を委ねることを意識したこともあってか、参加者が自由に意見を述べ合い、創造的なアイデアがいくつも生まれました。本講義ではファシリテーターの心得(作法)を学ぶことができました。

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