龍谷大学

地域公共人材総合研究プログラム

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先駆事例合同調査・シンポジウム

2008年度 院生自主企画シンポジウム 報告

地域デモクラシーと議会改革 -分権時代の自治体議会を考える-

実行委員長 朝倉 健太(法学研究科)

2009年2月14日、龍谷大学深草キャンパスにおいて『地域デモクラシーと議会改革』と題したシンポジウムを開催しました。08年度の自主企画シンポジウムは『議会』をテーマに選びました。

私自身が修士論文で議会を研究している中、2つ感じていた思いがあります。(1)2000年の分権改革以降、議会改革がそれほど進んでいないこと。(2)地域主権が叫ばれているなか、多様な意見を反映できる議会こそ住民目線での政策を行うべきである、と。ようやく2006年に栗山町の議会基本条例を始めとして、いま全国で議会改革が取り組まれはじめました。そこで「今一度、地域のデモクラシーを担う議会を変えていく意味を再検討し、議会改革の必要性を共有できれば」という理由からシンポジウムのテーマに選びました。

シンポジウムの第1部は『自律自治体の形成と議会改革』をサブテーマに、議員・首長を経験された前多治見市長の西寺雅也氏から自律をキーワードに多治見で取り組まれた改革と議会に対するいくつかの問題提起を語っていただきました。 第2部は『議員発・議会改革のシナリオ』をサブテーマに、現職の議員3名を招聘して、西寺氏からの問題提起に対する回答と、自身が出来うる現実的な議会改革のシナリオを語っていただきました。シンポジウムを開催するにあたり私が重要視したのは招聘する議員の方です。今回、年齢は30代から50代と幅広く、経歴・性別もバラバラな方々をお呼びしました。というのも、本来議会は多種多様な人々から構成されるべきあり、平均年齢も高く、職業も偏り、しがらみや利益誘導型のような従来の議会構成で本当に改革ができるのかという思いがありました。シンポジウムの中でも従来型の議会に苦しみ、改革が進まないといったお話をお聞きする場面がありました。しかし、そうであっても議会を変えていこうとするゲストの方たちの新しい意見や思考が今後、議会の在り方を大きく改革していくものであると実感しました。

全体を通して私自身が特に感動したのは2部のパネルディスカッションです。第2部では首長(前首長ですが)と現職の議員さんが台本なしの議論をしあい、議員同士でも質問や意見交換をしていました。これが本来、議会のあるべき姿ではないでしょうか。従来の議会は議員同士の議論もなく、首長側とも互いにシナリオありきの議論に終始しています。まずは議会内からできることを改革していくべきではないでしょうか。今回のシンポジウムで地域デモクラシーを担う議会のあるべき姿が見えたと感じています。

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