龍谷大学

「仕事と呼ばれるものの一考察」
1997年卒業 法学部卒 株式会社コピー制作室勤務 北田 万知子さん

今の仕事が自分に向いていると感じている人は、世の中に一体どれほどいるのだろう。かくいう私も「現状への不満と不安」から転職、今の仕事に就いて8年ほどになる。巷でもよく言われる「とりあえず3年」を目標にしたら、いつのまにか8年経っていたというのが本当のところだ。振り返ると、仕事に対してやりがいを感じる瞬間はあっても、向いていると思ったことはなかったし、この仕事を続ける限り、そう実感できることはないのだろうと思う。

今の仕事を始めた頃、同業者から「3割の楽しい仕事のために7割の苦しい仕事をする」と聞いたことがある。これまで楽しい仕事なんてものがあることも知らなかったが「だからこそ続けられる」との言葉に、なんとなく納得したものだ。そういえば「3:7と言わず、私は4:6にしよう」って思ったこともあったな。仕事に対する姿勢は人それぞれだけれど、そんな思いで仕事をするのが、私には向いているのかもしれない。



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