龍谷大学

探訪記第17弾 未来をつかめ!龍大就職活動生、努力の軌跡!

「就職氷河期」そのような言葉が各所の紙面を飾るなどするほどに、学生の就職活動をめぐる状況は変化の時を迎えています。採用人数、採用選考時期、採用選考内容などに対して、「例年通り」の姿勢・意識では満足のいく就職活動を行うことが難しいとも言われています。
 今号ではこのような中、龍谷大学生の就職活動の様子をお伝え致します。

<学内企業セミナー>

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各ブースにて熱心にお話しを聞く本学学生たち

毎年、学年末試験終了後から企業人事担当者を学内に招いて学内企業セミナーが行われます。今年は2月3日より深草学舎では4日間で約260社、瀬田学舎では4日間で230社の採用説明が行われました。これに加え、今年度からは大阪梅田キャンパスにて2月12日より約1ヶ月間、約90社を招いてのセミナーを実施。就職活動で学生が多く集まる大阪に学生と企業の出会いの場を設けました。

就職活動に対する真剣さからか、活発に質問の手が挙げられる場面も見られるなど喜ばしい動きがある一方で、無断での参加キャンセルや服装、マナー等にまだまだ甘さの残る学生も散見され、今後の指導に課題を残すこととなりました。

学内企業セミナーがきっかけとなり、内定に結びつくことも珍しくないため、次回6月に予定されている学内企業セミナーにおいても多くの企業・学生の参加が期待されます。

<学内卒業生訪問会>

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丁寧に後輩へアドバイスを下さる本学卒業生

働くことの意義、姿勢を同窓の先輩から学ぶ機会として、学内卒業生訪問会を開催しました。当日は、幅広い業界より19社、24名の卒業生にお越しいただき、座談会形式で在学生の質問にお答えいただきました。残念ながら当日の参加学生数は例年に比べ伸び悩みましたが、先輩方に丁寧な応対を頂いたことにより、参加した学生にとってはたいへん貴重な機会となったことでしょう。学生からは「生き生きと働いてらっしゃる先輩方に元気をもらいました」、「自信をなくしていた時に卒業生のお話を聞くことができ、勇気付けられました」、「企業説明会よりも深い話しを聞くことができました」、「自分も龍大生の一員と言う自覚を再認識しました」などと言った声がアンケートより届けられました。

次年度については、より多くの学生が参加できるよう告知等改善していきたいと思います。こちらより卒業生のみなさまへご出講のお願いを申し上げることがありました際には、ぜひご検討いただければと存じます。

<キャリアアシスタント>

ヴォランティアで就職活動年次の後輩の相談にのる内定者(キャリアアシスタント)による支援が昨秋11月よりスタートしました。就職活動を終えたばかりの先輩からのアドバイスを求め、連日多くの学生が相談に訪れています。

さらに今年度は、キャリア開発部の窓口で後輩の相談に乗るだけではなく、自主企画を実施するなどの活動も展開。12月には複数業界内定者との座談会を実施しました。

現在、キャリアアシスタントとして登録している学生は深草学舎に約50人、瀬田学舎に約70人。8年前より始まったキャリアアシスタントの認知度は年々上昇しており、自主的に登録を希望する学生の声も寄せられるようになっています。今年キャリアアシスタントの支援を受けた学生の中から、次年度のキャリアアシスタントが生まれるなど学生の相互支援のつながりは今後さらに発展することでしょう。

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内定者の生の声は就職活動生の大きな支えとなっています

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参加者の満足度も高かった内定者による座談会


<大阪梅田キャンパス>

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就職活動生で賑わう大阪梅田キャンパス

昨秋に規模を拡張した大阪梅田キャンパスは今、非常に多くの学生が就職活動のために利用しています。40席のパソコン利用席、7席の相談カウンター、それら全てが利用者で埋まることも珍しくなく、部屋は常に熱気にあふれています。

またパソコン、窓口相談の利用だけではなく、ここで行われるグループディスカッション対策講座、集団面接対策講座など、いずれもたいへん多くの学生の申し込みがあり、多くの企業が集まる大阪で就職支援を行うことの意義深さを伺える利用状況となっています。

今後は在学生支援だけではなく、卒業生を対象とした就職支援の展開・充実などが検討されています。

以上が本学から提供する就職支援の主なところです。先述の通り、就職活動生は「例年通り」ではない意識、行動が求められていますが、私たち大学スタッフも同様に「例年通り」の意識ではなく、上記支援の精査、さらなる充実、新たなニーズへの柔軟な対応行って行きたいと思います。

卒業生のみなさまからもお気づきの点やご提案などいただきましたら幸いに存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。



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