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2017.09.22

公開シンポジウム『人はなぜ暴力を振るうのか、その対策とは』【犯罪学研究センター】

開催日時 2017年10月21日 13:00 ~ 2017年10月21日 18:00
開催場所 龍谷大学深草学舎 22号館101教室
お問い合わせ 公開シンポジウム実行委員長(浜井浩一・龍谷大学法学部教授) ℡:075-645-2154 / fax:075-645-2240 

 公開シンポジウム10月21日(土)開催のお知らせ

  『人はなぜ暴力を振るうのか、その対策とは』

本シンポジウムは、事前申込不要・参加費無料となっております(逐次通訳あり)。
お誘いあわせの上、是非ともご来場ください(当日の開場は12:30からです)。
  
主催:女性に対する暴力被害調査研究会
共催:日本犯罪社会学会、龍谷大学矯正・保護総合センター、
   龍谷大学犯罪学研究センター

※本シンポジウムは、科学研究費補助金「女性に対する暴力の実態把握と科学的妥当性・信頼性の高い被害者調査の創出(課題番号:15H01922)」、龍谷大学社会科学研究所の助成を受けています。
 

【講演者紹介】
エイドリアン・レイン氏(ペンシルベニア大学教授)

 エイドリアン・レイン氏は、暴力の生物学的基盤を目指す新たな学問分野「神経犯罪学」を確立した第一人者です。主著「暴力の解剖学―神経犯罪学への招待」(紀伊国屋書店)において、脳、遺伝、栄養状態などの生物学的要因、および生物学的要因と生育環境などの社会的要因との相互連関(バイオソーシャルな視点)からいかに暴力的な性格が形成されるのかを明らかにしました。また、神経犯罪学の知見の実用化に伴う倫理的・法的議題を検討し、暴力のより少ない未来社会の実現への具体策を提言しています。

 【シンポジウム「日欧比較―女性を対象とした暴力被害調査」の企画趣旨】

 今回、日本(2016、近畿圏)で行った、女性を対象とした暴力被害調査「女性の日常生活の安全に関する調査」は、欧州基本権機関FRAが2012年に実施した ”Survey on women's well-being and safety in Europe" を、調査責任者の協力を得て実施したものです。
 EUの調査は、EUが初めて統一した形式で実施した、女性を対象とした暴力被害調査です。現パートナーや以前のパートナーからのDV暴力被害、ストーカー被害、セクハラ被害などの、さまざまな暴力の形態や頻度を含む詳細な調査内容であり、すべてインタビュー方式で行われました。また、センシティブなテーマを扱う調査でしたので、調査員向けの事前研修会を開いています。
 この調査の最大の特徴は、EUの調査と同じ項目・内容、方法論をもちいて日本で行ったことにあり、日本における女性の被害実態をEU諸国との比較のなかで検討することが可能になった点です。

 シンポジウムでは、日本での結果を公表するとともに、EU調査の責任者であるサミ・ネヴァラ氏を招いて、日本調査の意義を検討します。


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