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2018.01.11

マラリア・ノーモア・ジャパン 専務理事兼事務局長の水野達男氏による講演を実施【農学部】

2018年1月11日(木)に、マラリア・ノーモア・ジャパン 専務理事兼事務局長の水野達男氏をお招きし、アフリカ希望の大陸-君たちの未来のフィールドに想いを馳せる90分-についてご講演いただきました。
 北海道大学農学部をご卒業後、米系外資の化学・薬品メーカーに勤務。その後、農薬シェアトップクラスの住友化学株式会社で、アフリカを拠点に事業展開されていた体験談や、現在のマラリア・ノーモア・ジャパンでの活動など、Global市場、特にBOP(Base of Pyramid)ビジネスの概念やアフリカの課題と希望を具体的にご紹介いただきました。
 年間42万人以上がマラリアを筆頭とする「蚊が運ぶ病気」によって命を落としている現代において、世界で2人に1人が、約32億人がマラリアの脅威にさらされています。中でもアフリカはその脅威が高い地域です。その地で、現地の人々と共に奮闘する日本人も多くいる現状や、マラリア対策用の蚊帳のビジネスを事業化した際の体験、加えて、今後、マラリアを始めとしたグローバルヘルス分野で日本が貢献できる可能性など、水野氏が関わってきた活動をお伺いすることで、学生たちは、未来のフィールドになるかもしれないアフリカに想いを馳せ、今後の研究テーマや自身のキャリアを考えるよい機会となりました。



参加した学生コメント
「2050年には中国を超え、人口が約22億人になるアフリカと自分の関係がどうなるのか、BOPビジネスの概念を初めて学び、一度アフリカに行ってみたいと思った」
「アフリカに対するイメージが大きく変わった。世界の変化に対して自分がどう動いていくかが大切であることを改めて感じた」
「今日の講演をヒントに、今、自分が興味を持っている果物分野で、どんな社会貢献ができるか、自分なりの志をもってキャリアを考えていきたい」
「社会に貢献する姿勢や志を立て、育てる『いきがい』を持つことの重要性を感じた。私も世界の役に立てる仕事をしてみたい」
「目標と現状のギャップを成長のチャンスと捉え、考え行動することが大事だと感じた」


学生からの活発な質問がありました。


実際に住友化学の技術で作られた蚊帳を手にとって見ました。