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2018.03.07

これからの「防災・減災」を考える龍谷大学里山学研究センター シンポジウム「里山学から考える防災・減災~琵琶湖水域圏の保全・再生に向けて~」 3/3(土)ピアザ淡海

【本件のポイント】
・2017年度龍谷大学里山学研究センターのシンポジウム「里山学から考える防災・減災~琵琶湖水域圏の保全・再生に向けて~」開催。
・防災に関する現在の問題状況と新しい考え方について学び、これからの「防災・減災」について議論。
・里山学研究センターでは、文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の採択を契機に、琵琶湖の保全・再生に「Satoyamaモデル」を活かす政策を模索。

【本件の概要】
龍谷大学里山学研究センターは、2004年度に文部科学省オープンリサーチセンター整備事業として採択されてから、人と自然との共生をめざした「里山学」を掲げ、里山の保全再生に向けたプロジェクト研究に取り組んできました。また、2015年度文部科学省私立大学戦略的基盤形成支援事業に採択されたことを契機に、琵琶湖の保全・再生に「Satoyamaモデル」を活かす政策を模索しています。
今回は、ピアザ淡海(滋賀県大津市)において、里山学研究センターシンポジウムを開催いたします。
完全防災から減災へ、公助一辺倒から自助・共助の重視へ、防災の考え方は大きく転換しつつあります。政策が変わるだけはありません。地域社会が防災の主体になることを求められています。
地域社会のコミュニティが主体となり、土木・情報の新しい技術を使いこなすだけでなく、そこで育まれた在地の知、「里山」の知を生かし、人々の命、地域社会のコミュニティ、地域の自然をどう守るか、そして地域の未来をどう構想するかが問われています。
本シンポジウムでは、防災に関する現在の問題状況と新しい考え方について学び、これからの「防災・減災」について議論します。


1.開催日時 : 2018年3月3日(土) 13:00~17:00
         (開場/ポスターセッション開始 12:30)
2.開催場所 : ピアザ淡海 ピアザホール
         (滋賀県大津市におの浜1-1-20)
3.プログラム:
第0部 <ポスターセッション> 「里山にかかわる多様な研究・取組みのポスター展示」

第1部 <主催者挨拶> 牛尾洋也(龍谷大学里山学研究センター・センター長)
<基調講演> 「日本人の伝統的自然観と治水のあり方」
大熊孝 氏(新潟大学・名誉教授)
「Eco-DRR(生態系を活用した防災・減災)という考え方と国内外の動向」
西田貴明 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社・副主任研究員)

第2部 <ポスターセッション> 「里山にかかわる多様な研究・取組みのポスター展示」

第3部 <関連講演>
「減災型治水システムの社会実装とその課題」
 瀧健太郎 氏(滋賀県立大学環境科学部・准教授)
「里山開発と宅地災害-戦後日本の「遅れてきた公害」-」
 釜井俊孝 氏(京都大学防災研究所斜面災害研究センター・センター長)
「奥山の自然は蝕まれている~ニホンジカによる荒廃は災害を誘発するのか?」
 横田岳人(龍谷大学理工学部・准教授)

第4部 <パネルディスカッション> 「これからの防災・減災に求められること」
Panelists
①大熊孝 氏(新潟大学・名誉教授)
②西田貴明 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社・副主任研究員)
③瀧健太郎 氏(滋賀県立大学環境科学部・准教授)
④釜井俊孝 氏(京都大学防災研究所斜面災害研究センター・センター長)
⑤横田岳人(龍谷大学理工学部・准教授)
コーディネーター
清水万由子(龍谷大学政策学部・准教授)
<閉会挨拶> 村澤真保呂(龍谷大学里山学研究センター・副センター長)

4.その他 :入場無料、事前申し込み不要 (一般来聴歓迎)

5.主催  :龍谷大学里山学研究センター

6.後援  :滋賀県

7.補足  :詳細は以下のURLからご確認ください
       http://satoyama.kenkyu.ryukoku.ac.jp/news/2018/01/2017-1.html