Need Help?

News

ニュース

2018.06.19

龍谷大学新校舎「東黌」完成記念シンポジウム ことばのチカラ ~社会とつながる文学部の学び~を開催 【文学部】

 2018年6月16日に「龍谷大学新校舎「東黌(とうこう)」完成記念シンポジウム ことばのチカラ~社会とつながる文学部の学び~」を開催しました。(龍谷大学文学部主催、活字文化推進会議共催)
 
 2018年2月、大宮キャンパスにおけるメインの教室棟として、新校舎「東黌」が竣工しました。この新校舎には、講義室に加え、博物館準備室、文化財科学室、ラーニングコモンズなどが配置されます。大宮キャンパスは、1887年(明治20年)、現在の『中央公論』の前身である『反省会雑誌』を、本学普通教校学生らが創刊した場所でもある等、様々な歴史やドラマを生み出してきた希有な場所でもある旨、入澤学長よりパワーポイントを利用し説明され、興味深い内容にみな耳を傾けていました。
 
 当日は、晴天に恵まれ、400名近くの方々が来場され、会場は満席となりました。
 プログラムは、次のとおりで、講師には、直木賞作家の角田光代さんらを招いた楽しいセッションやパネルディスカッションが開催されました。

★第一部 トークセッション      角田光代さん☓安藤 徹文学部長
 平安朝文学を専門とする本学文学部長(安藤 徹、日本語日本文学科教授)とのトークセッションがなされ、これまでの創作活動にかかわるお話しなど、ことばで表現することや本を読むことの魅力、また、古典を読むことが現代にどのように活かせるのかといったことについて、活発なセッションが行われました。
★第二部 パネルディスカッション   角田光代さん 中央公論新社編集者 菅 龍典さん 入澤 崇学長 安藤 徹文学部長
 パネリストは、直木賞作家の角田光代さんほか、菅 龍典中央公論新社編集者 入澤 崇龍谷大学学長(文学部仏教学科教授、専門は仏教文化学)、安藤 徹文学部長(日本語日本文学科教授、専門は平安朝文学)にて、「ことばのチカラ ~社会とつながる文学部の学び~」というテーマをめぐって、それぞれのお立場から自由にご発言いただき、大学教育での文学部の役割,ことばのチカラの大切さについて語られました。

 シンポジウム終了後、角田光代さんのサイン会が行われ、ひとりひとりの方に笑顔でサインをされていました。
 
 当日の全体司会は文学部4回生の平岡みのりさん(龍谷大学学友会放送局)が担当。また受付は文学部の学生が行いました。
 国の重要文化財である本館・北黌(ほっこう)・南黌(なんこう)を有する大宮キャンパスに新しく完成した東黌(とうこう)の完成を記念し、ことばのチカラをテーマに盛大なシンポジウムを開催することができました。角田光代さんをはじめ、共催の活字文化推進会議、並びに学生スタッフのみなさまの尽力によるものです。有り難うございました。
 これまでの大宮キャンパスにはない新たな学修環境も整備され、龍谷大学文学部はますます発展できるよう、社会とつながる文学部の学びを展開できるよう精進してまいりますので、ご期待ください。


右から、入澤崇龍谷大学長、作家角田光代さん、安藤徹文学部長


龍谷大学大宮学舎本館学長室にて


龍谷大学新校舎「東黌」


重要文化財 龍谷大学大宮学舎本館


受付は、本学学生の協力いただきました


第一部 トークセッション 角田光代さん☓安藤徹 文学部長


第二部 パネルディスカッション 会場は満席


シンポジウム終了後、作家角田光代さんサイン会が行われました