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2018.07.06

法務教官と弁護士のキャリア経験から語る非行少年の 更生支援  龍谷大学OBの弁護士 木下 裕一氏が  少年矯正・保護に関する講演会を開催<7月10日(火) 深草キャンパス>

【本件のポイント】
・日本では珍しい、法務教官・弁護士両方のキャリアを持つ木下 裕一氏が龍谷大学で講演を実施
・両キャリアからの観点は、日本社会における今後の少年の矯正・保護の在り方を考える大変貴重な機会
・他大学では見られない、本学の矯正・保護課程や犯罪学研究センター等の取組にも繋がる内容

 龍谷大学(京都市伏見区)では、矯正職員や保護観察官などの人材養成を目的として、「矯正・保護課程」を開設しています。また、2016年に発足した「犯罪学研究センター」は、文部科学省私立大学研究ブランディング事業に採択されており、犯罪予防や罪を犯した人々の社会復帰のための支援などに力を入れています。
 この度、矯正・保護課程授業「更生保護概論」(担当教員:松田 慎一客員教授)では、下記のとおり弁護士 木下 裕一氏をお招きし、講演会を開催します。
 木下氏は本学法学部を卒業し、法務教官として少年院に勤められた後、弁護士資格を得て法曹の世界でも活躍してこられました。特に、現在は大阪弁護士会内の「子どもの権利委員会」委員として、少年院を仮退院する若者たちのサポートなどに尽力されています。
 法務教官と弁護士、両方のキャリアを有する方は全国的にも希有な存在であり、その2つのキャリアをお持ちの木下氏の講演は、学生にとって大変有意義なものとなるだけでなく、日本社会における今後の少年の矯正・保護の在り方を考える大変貴重な機会ともなります。

1.日     時 :  2018年7月10日(火) 16:45~18:15

2.場     所 :  龍谷大学深草キャンパス 和顔館B101

3.講     師 :  弁護士 木下 裕一(きのした ひろかず)氏

4.講 演 内 容 :  少年院の法務教官として、弁護士として、複数の職種で非行少年に関わった経験のある講演者が、最近の非行少年の特徴、非行少年の立ち直りのために必要な矯正・保護の働きかけ、他機関による連携・持続的な支援の必要性を講演します。「再犯防止」に社会的注目が集まるなか、非行少年の更生支援の現場でどのような取り組みが行われているか、非行少年の更生支援についてご教授いただきます。
             
5.補     足 :  本講演は一般の方への聴講は募集しておらず、メディアの方へのご案内のみとなります。

木下 裕一氏 略歴 :
   ・龍谷大学法学部法律学科卒業
   ・1996年  宇治少年院にて法務教官として勤務
   ・2009年  大阪弁護士会に登録
   ・現在 やまびこ法律事務所 弁護士
 経歴を生かし、少年事件だけでなく、審判後の少年の支援、学校でのいじめ、児童虐待、外国人の子どもの学習権など、子どもの権利全般に幅広く取り組んでいる。

問い合わせ先 : 龍谷大学法学部教務課 築山 Tel 075-645-7896