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2018.09.25

【ゼミ紹介】教育学演習(ゼミ)のフィールドワークを実施(哲学科教育学専攻・出羽 孝行先生)【文学部】

 文学部のゼミは、学内外で様々な活動を行っています。ゼミ活動とはどのようなものなのか、その一端を紹介するために、文学部哲学科教育学専攻の出羽孝行先生が実施した内容を報告いただきました。 

 2018年7月22日(日)、大阪市大正区にて関西沖縄文庫代表の金城馨さんを講師とするフィールドワークを行いました。教育学専攻の3回生のゼミ「教育学演習ⅠA(イ)」ではグループ別に自分達で設定した沖縄に関するテーマを探究するため、インタビュー調査などを行うなどの学修を行っています。
 大阪市大正区には全人口のうち約4分の1が沖縄にルーツを持つ人々が暮らしており、沖縄の文化が所々で見られ、リトル沖縄とも呼ばれています。当日はうだるような暑さの中、金城さんの説明を受けながら、大阪市内で二番目に高い山である昭和山をはじめ、大正通周辺を歩きました。その後、関西沖縄文庫にて大正区や沖縄の歴史などについてお話を伺いました。
 フィールドワーク参加後の学生のコメントの中には金城さんが話された「相手を理解することは不可能であり、理解しようとするのではなく、分からないことを受け止め共生していくこと」の重要性が印象に残ったとの意見がありました。金城さんの語りは普段の大学の中では聞く機会があまりないこともあり、多くの学生達の印象に残ったものと思われます。
 本ゼミでは今回の大正区でのフィールドワークをはじめ、夏休みに3泊4日の日程で沖縄にて合宿を行い、グループ毎で調べているテーマをより深く探っていく予定です。