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2018.10.11

【龍谷 IP 】「地域と学び合う文学部の可能性」オープンイベントを開催しました【文学部 】

 文学部では、人文学の学びを社会との関わりの中で深めながら、社会貢献につながる実践的な学修機会の構築に力を入れています。
 文学部龍谷IP推進委員会では「地域協働と学科・専攻横断による新たな実践的学修プログラムの構築 ~人文知を活かした新な社会活動の試み~」として、2019年度から「文学部社会活動実践セミナー(仮称)」の開講を目指しています。
 セミナーの開講に先だって 10月3日(水)大宮キャンパス東黌のスチューデントコモンズにて「地域と学び合う文学部の可能性」と題し、オープンイベントを開催しました。
 当日は、文学部生が学ぶ大宮・深草キャンパス周辺の地域から、産・官・民の方々、文学部教員・職員・学部生・大学院生にも参画して頂き、幅広い視点から「人文学」を活かした地域協働の在り方について考えました。


 第1部では、文学部生が学ぶ2キャンパスの周辺地域から産・官・民の各地域セクターからゲストを5名お呼びして、「地域と学び合う文学部の可能性」をテーマに、地域からのニーズ、文学部との連携についての可能性などの話題提供を頂きました。
 参加者からは、「キャンパス周辺のことを意外と知らなかった」「面白いコンテツがたくさんあることを知った」「意外にも文学とまちづくりを掛け合わせると面白いかも」などの意見が出ていました。


●話題提供①(大宮学舎周辺)
「京都の玄関口・下京区と掛け合わす文学の可能性」
・天岡 昌代 様(京都市まちづくりアドバイザー 下京区担当)
・大熊 晋 様(下京青少年活動センター センター長)
●話題提供②
「多様な表現に溢れる地図が集まるプラットフォーム」
・明主 那生 様( 株式会社Stroly コミュニケーションデザイナー)
●話題提供③(深草学舎周辺)
「市民の自発的活動を生み出す場:伏見をさかなにざっくらばん」
・亀村 佳都 様(京都市まちづくりアドバイザー 伏見区担当)
・山本 彩代 様(NPO法人 場とつながりラボ Home’s Vi スタッフ)


 第2部では、来年度の「社会活動実践セミナー(仮称 )」の開講に向けて、地域と学び合う実践的学修プログラムの「シラバス(授業計画案)」を構想するワークショップに取り組みました。
 第一部で話題提供いただいたゲスト、文学部教員・職員・学部生・大学院生が交わったグループを構成し、「低年次向け」「高年次向け」、それぞれのプログラムについてのアイデアを出し合いました。


 地元小学校などと連携した「地域社会の相互コミュニケーションを通じた情報収集と発信」というテーマで、地域の方々の“語り”を収集する取組や、文学部の特徴でもある歴史や仏教を活かした地域の今昔をテーマにした取組、留学生と共に地域の伝統産業を学び伝える取組など、多様なアイデアが出されました。


 今後、2019年度からの「社会活動実践セミナー( 仮称 )」の開講に向けて、人文学の学びを社会との関わりの中で深めながら、社会貢献につながる実践的な学修機会の構築にチャレンジしていくと共に、地域と学び合う文学部の可能性を模索していきたいと考えています。