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2019.03.12

一日でわかる日本の犯罪学最前線 龍谷大学犯罪学研究センター中間報告会 3/16(土)10:00~ 深草キャンパスにて

【本件のポイント】
・①犯罪学にまつわる研究報告・②犯罪学カリキュラムと国際的な発信の状況・③「龍谷・犯罪学」構築に向けたシンポジウムの三部で構成する龍谷大学犯罪学研究センター1)の中間報告会
・「矯正・保護」2)に関する歴史と人材育成の実績を有する、龍谷大学ならではの研究志向を紹介
・日本における「犯罪学」3)創生に向け、「世界の犯罪学教育」と題したシンポジウムでは、「犯罪学の可能性」について参加者とともに検討

 龍谷大学犯罪学研究センターでは、当センターの研究活動の成果や今後の展望について広く一般に周知するため、「中間報告会」を公開方式で開催します。
 統計的に見て、諸外国に比して犯罪の認知件数が少なく、安心・安全とされる日本の犯罪をとりまく司法制度や刑事政策は、 先進諸国をはじめ世界中から注目を集めています。そこで、新たな犯罪学の構築を目指す当センターは、犯罪現象を人間科学・社会科学・自然科学の観点から明らかにし、世界に向けて発信しています。
 3年間の研究活動成果と展望を発表する今回の報告会は、①犯罪学にまつわる研究報告・②犯罪学カリキュラムと国際的な発信の状況・③「龍谷・犯罪学」構築に向けたシンポジウムの三部で構成します。日本でも稀有な犯罪学の最前線が一日でわかります。

【概 要】
犯罪学研究センター 中間報告会 ※どのプログラムからでも参加可能です
<新時代の犯罪学創生プロジェクト〜犯罪をめぐる「知」の融合とその体系化〜>

1.日時:2019年3月16日(土)10:00~17:30(開場9:30)

2.場所:
 龍谷大学 深草キャンパス紫光館4階法廷教室(〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67)

3.プログラム(午前・午後Ⅰ・午後Ⅱの3部構成)
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10:00  開会挨拶 入澤 崇 学長
10:05  趣旨説明 石塚伸一 犯罪学研究センター長


≪午前の部:研究報告 「犯罪学研究の最前線」≫
 10:15-12:45     研究部門 14ユニット報告
 (司法心理学ユニット/治療法学ユニット/矯正宗教学ユニット/犯罪社会学ユニット/司法福祉ユニット/法教育・法情報ユニット/政策評価ユニット/意識調査ユニット/科学鑑定ユニット/ヘイト・クライムユニット/性犯罪ユニット/保育と非行予防ユニット/ギャンブル障害ユニット/対話的コミュニケーションユニット)
 12:45-12:55   研究部門 総括 津島 昌弘 犯罪学研究センター 研究部門長
 12:55-13:55   休憩


≪午後の部Ⅰ:活動報告 「犯罪学カリキュラムの構築」・「世界に開かれた龍谷・犯罪学」≫
 13:55-14:05   教育部門 総括 金 尚均 犯罪学研究センター 教育部門長(代行)
 14:05-14:15   国際部門 総括 浜井 浩一 犯罪学研究センター 国際部門長
 14:15-14:25   まとめ 福島 至 矯正・保護総合センター長
 14:35-14:50   休憩


≪午後の部Ⅱ:シンポジウム≫
 14:50-15:50   シンポジウム ~世界の犯罪学教育~
 - 「日本の犯罪学・刑事政策教育」 相澤 育郎 犯罪学研究センター 嘱託研究員
 - 「アメリカの犯罪学・刑事政策教育」 丸山 泰弘 犯罪学研究センター 嘱託研究員
 - 「イギリスの犯罪学・刑事政策教育」 ディビッド・ブルースター 犯罪学研究センター 博士研究員
 15:50-16:10   休憩
 16:10-16:50   「龍谷・犯罪学」構想
 - 「龍谷大学の犯罪学・刑事政策教育」 浜井 浩一 犯罪学研究センター 国際部門長
 - 「提案 龍谷大学犯罪学・刑事政策カリキュラム~もし、犯罪学部・研究科ができるなら~」          石塚 伸一 犯罪学研究センター長
 16:50-17:20   講評・意見交換
 17:20-17:30   閉会挨拶 石塚 伸一 犯罪学研究センター長
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4.補足:申込不要・参加無料

5.主催:龍谷大学 犯罪学研究センター

6.用語解説
1)龍谷大学 犯罪学研究センター
龍谷大学 犯罪学研究センターは2016年6月に発足し、同年11月に文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」に採択され、3年目を迎えました。これまで、建学の精神を具現化する事業として、犯罪予防と対人支援を基軸とする龍谷大学ならではの「人にやさしい犯罪学」の創生に向けた研究と社会実装活動を展開してきました。

2)龍谷大学「矯正・保護課程」
龍谷大学の母体である浄土真宗本願寺派は、明治時代から、刑務所における矯正と深く関わってきました。様々な宗教、宗派の宗教家がボランティアで行なっている「教誨師」は、罪を犯してしまった人や非行にはしってしまった少年の心のケアに深く関わっており、対象者の社会復帰に寄与しています。こうした戦前からの長い歴史と伝統を持つ浄土真宗本願寺派の宗教教誨を基盤としながら、日本で唯一の刑事政策に特化した教育プログラムとして、1977年に法学部が中心となって特別研修講座「矯正課程」(現在の「矯正・保護課程」)を開設。現在その多くの科目を全学のみならず学外の受講希望者にも提供し、これまでのべ2万4千人以上が同課程の科目を受講してきました。また、受講者からは警察官や刑務官、法務教官、保護観察官などの公務員をはじめ、関連する民間施設の職員、保護司や教誨師等のボランティアなど、多くの人材が育っています。

3)犯罪学
「犯罪学」(英:Criminology)とは、犯罪にかかわる事項を科学的に解明し、犯罪対策に資することを目的とする学問です。実証的な犯罪学研究は19世紀後半のヨーロッパで始まり、現在、欧米諸国の総合大学では「犯罪学部」として学問・研究分野が確立されています。


補足:
 本イベントの詳細・フライヤーは、龍谷大学 犯罪学研究センターHP上に掲載。
 https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-3235.html

問い合わせ先 : 
龍谷大学 犯罪学研究センター  [Tel]075-645-2184 [FAX]075-645-2240
[E-mail]crimrc2016@ad.ryukoku.ac.jp  [URL] https://crimrc.ryukoku.ac.jp/