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2019.08.21

放置竹林対策×気候変動防止×地域農業振興  クルベジ®※1使用した学生・農家共同商品開発プロジェクト 開発商品を朝市で試験販売 8/28(水)午前9時~ 道の駅・ガレリアかめおかで販売

【本件のポイント】
・放置竹林×気候変動×農業振興に寄与する亀岡カーボンマイナスプロジェクト※1(以下、亀岡CMP)の市民普及の試みとして、朝市で開発商品の試験販売を実施
・販売商品は学生と農家が共同ですすめるクルベジ®を使ったジャム、ドーナツ、プリン、大福を予定
・朝市での試験販売を受け、クルベジ®ブランド確立に向けた継続的なプロジェクトをめざす

 龍谷大学政策学部では、専門科目「政策実践・探究演習(国内)」※2内に「亀岡プロジェクト」クラスを設け、亀岡CMPへの参加を通じた学生のアクティブ・ラーニングに取り組んでいます。本プロジェクトの目標は、市民協働・多世代交流を通した「カーボン・マイナス」の普及、定着のための社会モデルを、実践を通して提案することです。
 プロジェクトによる現状分析の結果、今年度からクルベジ®を使い、幅広い層に訴求できる商品開発(ジャム、ドーナツ、プリン、大福)にクルベジ®生産農家と共同で取り組むことになりました。

 現在、学生は鋭意商品の企画、試作に取り組んでおり、8月28日(水)に道の駅・ガレリアかめおかにある物産市場「アトリオ」の朝市で上記商品を試験的に販売します。学生は前日(8/27)から現地入りし、商品づくり、販売用ポップ、CMPを伝えるフライヤー等の作成に取り組みます。


1.日 時・場 所
   2019年8月27日(火)正午頃〜16時頃まで
 クルベジ®生産農家・中林弘一さんの調理工房(亀岡市東本梅町大谷山根50番地)
 にて、商品づくり・販促グッズ作成

   2019年8月28日(水)9時〜13時頃まで
 道の駅・ガレリアかめおか物産市場「アトリオ」(亀岡市余部町宝久保1-1)にて、
 商品の販売・クルベジ®ブランドに関する消費者へのヒアリング・アンケート調査等

2.参加者(予定)
 クルベジ®生産農家・中林弘一氏、他亀岡CMP関係者、
 龍谷大学政策学部PBL科目「政策実践・探究演習(国内)」
 亀岡プロジェクト受講生、政策学部 大石尚子 准教授


3.実施内容・スケジュール(予定)
   27日
 11:30頃 中林さん工房に到着(※13時〜16時頃まで取材可能)
 工房にて中林さんとともに商品調理、PR材料(ポップ、フライヤーなど)づくり

   28日
   8:30〜13:00頃 
 ガレリアかめおか物産市場「アトリオ」朝市に納品、ラベル貼り、
 ポップなど配置、販売状況のチェック、消費者へのアンケート、
 ヒアリングなど調査活動
(※9時〜13時頃まで、ガレリアかめおか調理実習室にて取材可能)

4.補足
 ・当日の時間は変更になる可能性があります。ご取材の際は、
事前に担当者の携帯電話までご連絡をお願いします。
 ・本商品開発の取り組みは、今回および10月14日に開催される
「アグリフェスタ2019」(主催:亀岡市)での試験販売を受け、
さらにブラッシュアップし、来年2月頃開催予定の亀岡CMP成果報告会での
外部専門家・関係者による審査会に出品する予定です。


5.用語説明
 ※1 カーボンマイナスプロジェクトとクルベジ®
 亀岡市は2008年から「亀岡カーボンマイナスプロジェクト(亀岡CMP)」に
取り組んでいます。このプロジェクトは大学、地元農家、小学校・高校等と協働で、
亀岡の農業を元気にしつつ、CO2を削減して地球温暖化防止を目指す活動です。
2008年から放置竹林から造った竹炭を堆肥に混ぜ農地に散布する「炭素隔離農法」
の実証実験、その圃場(ほじょう、田畑の意)で栽培された野菜を
「クールベジタブル(クルベジ®)」と認定し、6次産業化も含むブランド戦略、
クルベジ®を使った食育・環境教育、クルベジ®認証システム構築、生産・流通の拡大、
クールライスを使った日本酒オーナー制度、ソーラーシェアリングを使った実証実験、
小学校・高校での食農教育などへ、活動は広がりを見せています。

 ※2 政策実践・探究演習(国内)
  龍谷大学政策学部の専門科目「政策実践・探究演習(国内)」では、
4プロジェクト(福知山、守山、洲本、京丹後、亀岡)へ各20名程度が受講し、
専門知識・理論の他、プロジェクト現場での体験をベースにより
深く実践・探究(アクティブ・ラーニング)をすすめています。
亀岡プロジェクトは2017年度から開講されました。地域での実践を通じた学生の学びの目標は、
①地域社会の課題解決の現場において、自分の役割を見つける、
②気候変動の緩和などグローバルな課題と地域活性化などのローカルな課題の
両面(グローカルな課題)の解決に資する企画を考えること、
③プロジェクトの成果や課題を社会に発信すること、
④明確な将来像を描き、継続的な地域との連携の仕組みを構築すること、です。


 問い合わせ先…龍谷大学 政策学部教務課 担当:奥村・石倉 Tel 075-645-2285