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2019.09.02

日本棚田百選の「毛原の棚田」(福知山市)で棚田オーナーとともに、学生が稲刈り体験 棚田オーナー制度から課題解決への理解を深める 9月6日(金)~8日(日) 毛原の棚田にて

【本件のポイント】
・福知山市大江町毛原(けはら)の棚田は、日本棚田百選に選ばれた景色の美しい地域
・毛原では、耕す・植え付け・刈り取り・籾摺りまでオーナーと地元指導者が協力して取り組む棚田オーナー制度※1を実施
・地域活動に興味・関心の高い龍谷大学政策学部1年生が、棚田オーナーによる稲刈りのサポート役を担う

 龍谷大学政策学部では、地域活性化やまちづくりに関心を持つ人材の育成を目的として、2016年度より大学コンソーシアム京都に「地域公共人材特別講義(新PBL入門)」を講義提供しています。その講義の一環として福知山市大江町毛原で棚田という地域資源を生かした都市農村交流に関するフィールドワークを行ないます。
 毛原の棚田は日本の棚田百選にも選ばれるほど有名であり、その地域資源を生かして、毛原では棚田オーナー制度を1998年から実施しています。棚田オーナーは地元の指導者の協力を得て、耕す・植え付け・刈り取り・籾摺りまでの一連作業を体験します。今回は9月の稲刈りの時期に合わせて、オーナーたちが毛原に集まります。そこで地域活動に興味・関心の高い龍谷大学政策学部1年生がオーナーたちの稲刈り作業のサポートを行います。
 棚田オーナー制度は、都市農村交流の一つであり、関係人口(=移住者としての「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のこと)の増加に貢献している取り組みの一つです。その取り組みを実際に体験することで、過疎化が進行する地方都市の課題解決に向けた具体的なアプローチについて理解を深めることを目的としています。

1.日 時
 2019年9月6日(金)16:00 ~ 9月8日(日)11:00 
 ※稲刈り作業や籾の搬出作業は、9月7日(土)は9:30~15:00、
 9月8日(日)は9:30~11:00まで実施予定です。

2.場 所
 毛原の棚田(〒620-0322 京都府福知山市大江町毛原)

3.参加者(予定)
 龍谷大学政策学部生5名
 久保友美氏(政策学部非常勤講師)

4.用語説明
 ※1 棚田オーナー制度
 会費をもとに割り当てられる一定区画の田んぼのオーナーとなって(1年間)、地元農家の方々の指導を受けながら、田植え・稲刈りをはじめとした農作業体験や収穫物の提供が受けられる制度。棚田オーナーになることで、耕作放棄されつつある棚田の保全に共有することもできる。1992年に高知県でスタートしたのがきっかけで全国約80地域で実施をされている。


問い合わせ先…龍谷大学 政策学部教務課 担当:奥村・石倉  Tel 075-645-2285