Need Help?

News

ニュース

2020.02.05

「政策実践・探究演習(国内)京丹後防災プロジェクト」の第6回合宿を実施しました。

 「政策実践・探究演習(国内)」京丹後防災プロジェクト(担当:石原 凌河准教授)の目的は、京都府京丹後市大宮町口大野地区にて、「防災地域デザイン」をテーマに大学と地域が連携し、防災を通じた安全・安心で魅力的な地域再生のあり方について学ぶことです。2018年度、2019年度の2か年に渡って実施してきました。
 2年間の活動の最終回となるこの合宿では、京丹後防災プロジェクトのOBや1年生も参加し、計40名の学生で合宿に臨みました。合宿では、この2年間の集大成として、防災カレンダーのお披露目会、防災川柳コンテストの表彰式、避難所運営訓練、龍谷防災フェスタ、成果報告会等を開催いたしました。

<1月31日(金)>
 2月1日~2月2日に実施する成果報告会等に向けて最終準備を行ないました。

<2月1日(土)>
 口大野公民館にて、防災カレンダーのお披露目が行われました。地域の方に防災について考える機会を常に持ってもらいたいという思いから作成しました。ハザードマップ、防災クイズや防災豆知識が掲載されています。
続いて、防災意識調査の結果発表・意見交換会が行われました。防災マップ・ハザードマップへの理解や防災意識の主体性についてアンケート調査を行いました。
その後、公民館の外に出て防災川柳コンテストの表彰式を行いました。

 「今」準備 つながる命 未来へと

が最優秀賞に選ばれ、横断幕として公民館に飾られています。
 また、地域住民の方々と協働で製作した防災かまどベンチのお披露目が行われました。普通は、ベンチとして憩いの場として機能します。しかし、非常時にはかまどとして炊き出しに使用することが可能です。
 最後には、学生と地元の方々との交流会を開催しました。地元の方々に食事を振る舞っていただきました。地元の方々と学生とが懇親が深まり、大いに盛り上がりました。

<2月2日(日)>
 午前中は、大宮中学校にて避難所運営訓練と龍谷防災フェスタが行われました。避難所運営訓練では大宮町内の約120名の方々にご参加いただきました。訓練を通して、避難所運営の進め方を理解するとともに、運営上の様々な問題点も見つかりました。訓練で得られた成果や課題を踏まえて、避難所運営マニュアルの策定に繋げていきます。
龍谷防災フェスタでは、防災をもっと身近に考えてもらえるようなに4つの企画を設け、参加者が各ブースを巡りながら防災活動に参加してもらいました。避難所に持参する用品を考えてもらう「①非常持ち出し袋ワークショップ」、災害時に連絡が取れる方法を知る「②災害伝言ダイヤルの活用法」、停電時に活用できる「③防災ランタンづくり」、水害の知識をわかりやすく学べる「④防災紙芝居」、の4つの体験コーナーを設けました。100名以上の方々に参加いただき、大盛況のうちに幕を閉じることができました。
 午後からは、口大野公民館にて2年間の活動の最終報告会を開催しました。多くの地域住民の方々にご参加いただき、これまでの成果や今後の展開などについて活発な意見交換がなされました。

 2018年度、2019年度の2か年に渡って実施した「政策実践・探究演習 京丹後防災プロジェクト」も今回の合宿で終了となります。フィールド先の京丹後市大宮町口大野区の方々や京丹後市役所の方々には大変お世話になりました。「政策実践・探究演習」での取り組みはこれで終わりましたが、口大野区での防災の取り組みは石原ゼミナールが引き継いで取り組んでいきます。


かまどベンチ



紙芝居


防災川柳