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2017.08.01

古都の仏教「薬師寺声明の世界-花会式の美-」を体感【文学部】

文学部開講科目「古都の仏教」では、今年度、「薬師寺の仏教と文化」をテーマとして、薬師寺僧侶の方々にも講師としてご協力いただき、リレー講義を行っています。

去る7月7日(金)の講義では、深草キャンパス顕真館において、薬師寺「花会式」で行われる声明を実演いただき、その世界観を体感することができました。

もともと、「花会式」は薬師寺で毎年3月25日から31日にかけて行われている修二会の別名です。薬師寺修二会は奈良時代から恒例の行事でしたが、1107年(嘉承2)、堀河天皇が皇后の病気平癒を祈願して回復したのを受け、翌年の薬師寺修二会の勤修にあたって、皇后が造花10種12瓶を供えたことから、「花会式」と呼ばれる華やかな法要になったと伝えられています。現在も10種12瓶の造花で内陣が飾られる中、薬師悔過作法が勤修されます。

今回は、顕真館の本尊前に、薬師如来の薬壺を勧請し、その前で「花会式」で勤修される声明を実演いただきました。想像していたよりもずっと力強く、ダイナミックでありながら、繊細で華やかなその声明の世界に、一堂はしばし時を忘れました。


※ 本講義は大学の社会貢献事業の一環として、世界仏教文化研究センター・アジア仏教文化研究センターおよび宗教部の協力のもと、広く一般にも公開されました。


薬師寺声明の実演(於:顕真館)