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2017.08.01

2017年度第1回文学部FD研究会を開催

 文学部での学びの集大成と位置づけられている卒業論文の課題や問題点について学部構成員全体で共有する目的で、「2017年度第1回文学部FD研究会」が7月26日に全学に公開する形で実施されました。当日は、教員・事務職員68名が参加しました。
 まず、完成年度を迎えていない歴史学科文化遺産学専攻を除く10の学科専攻における、卒業論文の指導のあり方の現状と課題や、3年次以降のカリキュラムと卒業論文との関係について書かれた資料が全体で共有されました。これに基づき、各学科専攻が直面している問題や課題などについて、國下多美樹教授が整理をおこない、次いで、山口雅広講師と吉田賢司准教授からそれぞれの専攻での卒業論文指導の現状と問題点についての具体的な報告がなされました。これを受けて、築地達郎准教授から社会学部における卒業論文のカリキュラム上での位置づけや、指導の現状についての発表がありました。
 今回の議論を通じて、年々変化する学生の状況に合わせて卒業論文の形式自体を変化させていくことなどについて考えるきっかけになったと思います。また、4年生で卒業論文を書けるまで学生の能力を養成するために、系統的なカリキュラムをどう構築するかを改めて考える機会になったと思います。