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【東日本大震災】赤松学長メッセージ

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2011年4月28日

 3月11日に発生した東日本大震災は、広範かつ深刻な未曾有の被害をもたらしました。犠牲者の皆さまに心から哀悼の意を表するとともに、すべての被災者の皆さまにお見舞いを申しあげます。また、懸命に救助・救援活動、被災者の生活支援活動、インフラ復旧等に取り組んでおられるすべての皆さまのご尽力に心から敬意を表します。
 被災地では未だ多くの方々が行方不明のままです。不便な避難所での生活を余儀なくされ、住み慣れたまちを離れ避難生活を強いられておられる方々も多数おられます。そんな厳しい状況の中で、被災地で被災された方自身が懸命にボランティア活動をされている姿や、やっと届いた物資を分かち合っておられる姿に心が震えました。深い悲しみの中で、励まし合い、支え合っておられる姿に、私たちが人間のありようを知らしめられています。いま改めて生きるという意味を多くの人が考え、生かされている命の尊さに深く思いを馳せなければなりません。人間が自然に対していかに無力であるかを見せつけられたと同時に、人間が想定する能力に限界があり、お互いに助け合い支え合っていかなければいけない存在であるということを改めて認識させられました。
 この未曾有の震災に際し、私たちは何ができるのでしょうか。地震発生以来、私自身、自問自答の日々を過ごしています。甚大な被害の前に、真に有効な答えはすぐには出てきません。しかし、この危機から未来を切り拓いていくためには、思考や模索を重ねながら実際に行動していくことも大切だと思います。龍谷大学も370年以上の歴史を有する大学として、社会の幾多の困難や災害を共に乗り越えてきました。本学の建学の精神である親鸞聖人の精神に基づいた人間のありよう「共生(ともいき)」の考え方が、いまほど必要とされる時代はないといっても過言ではありません。
 一人ひとりの力は微力でも、集まれば大きな力になります。本学の中には、すでに被災地に駆けつけ、ボランティア活動を行っている学生や教職員もいます。そのような志と行動力をもつ学生や教職員がいることを、私は誇りに思います。また、現地に行くことだけが被災地に貢献することではありません。募金活動に汗を流す学生など、京都にいながら「何かできないか」と模索し続け、行動する学生にも敬意を表したいと思います。全学の構成員のみなさん。それぞれの事情や立場にあった貢献を是非、積極的に行ってください。
 今回の大震災からの復興プロセスは、単に東日本地方の問題だけではなく、日本社会のありようにも変化を迫るものにしていかねばなりません。龍谷大学としても大学の役割や使命を踏まえ、復興に向けて全学の英知を結集し、困難を突破し、真の意味で持続可能で豊かな社会システムの構築について深く考察し、共生の社会の実現に向けて不断の努力と行動をしていきたいと考えています。

龍谷大学学長 赤松徹眞

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