研究に関する取り組み
伝統と最先端の研究
-仏教と最新技術が出会う研究にも生きる建学の精神-
龍谷大学は、370年の伝統に培われてきた研究の蓄積を単に歴史や伝統だけにとらわれない建学の精神が、現在そして未来にも聞き続けることを願い、「高度化」「多様化」をキーワードに21世紀の科学技術と文化を創造しうる独創的な世界水準の研究を目指しています。
本学の建学の精神の礎となっている「仏教」を中心とする伝統的・歴史的な研究資源を活かした研究、最先端の研究環境のもとで次代の科学技術を創造する研究、また地域社会やグローバル社会とのつながりのもとでの研究など、「共生を目指すグローカル大学」を掲げ、その方針のもと現代にとって、また未来を見据えて、社会から求められる学術文化の振興に取り組んでいます。
また、本学は先端的な研究だけでなく、個人研究や共同研究等の基盤的な研究も積極的にサポートしていくことにより、人材育成や社会連携等のすそ野の広い研究が行われる大学を目指しています。
世界水準の研究推進
本学は、本学が有する様々な知的資源を活かし、「龍谷ならでは」にこだわり、様々な研究分野において革新的な世界水準の研究展開を目指しています。
第4次長期計画においては、人文・社会・自然の3学術分野を横断する学際的・異分野複合的な学術研究を推進することにより、世界が必要とする科学技術や文化の振興を図ることをめざし、全学の研究活動を総合的にカバーする「人間・科学・宗教総合研究センター」を開設しました。このセンターを母体として、国の大学支援政策と連動し、学術研究高度化推進事業を積極的に推進しています。
仏教と伝統を活かした研究
本学は、親鸞聖人を開祖とする浄土真宗の仏教系大学であり、また浄土真宗における教義教育研究機関である「学寮」を起源としています。このような開学の背景と、370年という長い歴史の中で西域の将来品等の仏教を中心とするさまざまな文物や古典籍、古地図、美術品などの貴重な学術資料が本学に集積されてきました。このような世界的・歴史的な文献や資料をもとに仏教文化研究所では特色ある研究を展開しています。
また、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の研究プロジェクトとして採択され、研究の一層の高度化を目的として開設された各センターでは、単に伝統に培われた研究を展開するだけでなく、新たな視点での研究を推進しています。「古典籍デジタルアーカイブ研究センター」では仏教と最先端科学の融合をテーマとした研究を、「人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センター」では仏教的精神と思想をもとにあらゆる「いのち」が生かされているとの認識にたち、生命の尊さや倫理など、「いのち」についての現代的課題に対する研究を、また、「アジア仏教文化研究センター」ではアジア各地に展開した仏教の歴史と現実を多角的・総合的に解明することにより、仏教の持つ現代的意義とその可能性を追求する研究を展開しています。
さらに、大学共同利用機関法人人間文化研究機構の地域研究推進事業「現代インド地域研究」の6拠点の1つとして本学に設立された「現代インド研究センター」では本学が創立以来蓄積してきた仏教を中心としたインド思想研究に関する知識・史資料を活かし、近年本学において活発化している現代インド研究を結合し、「現代政治に活きるインド思想の伝統」のテーマのもとに現代インド地域研究を推進しています。
最先端の科学技術の創造を担う研究
本学は、仏教系大学において初めて理工系学部を開設しました。この理工学部・理工学研究科また付置研究所である科学技術共同研究センターを中心にして、最先端の科学技術を創造する研究を展開しています。
国の学術研究高度化推進事業である、ハイテク・リサーチ・センター整備事業(HRC)については、事業開始初年度から本学の研究が採択され、また現在までに4つのHRC事業における研究を推進しています。
また、古典籍デジタルアーカイブ研究センターが学術フロンティア推進事業として取り組んでいる「古典籍デジタルアーカイブ研究」は、本学が有する歴史的資産を最先端の科学技術で分析・公開することをめざした文理融合型の研究センターとして国内外に高い評価を得ており、これは伝統と最先端科学技術の融合による本学ならではの研究と言えます。
地域社会・グローバル社会に即応した社会に評価される研究
本学では付置研究所として社会科学研究所並びに国際社会文化研究所を設置し、これらの研究を通じ人文・社会科学の創造と発展に深く寄与し、また地域社会とグローバル社会対応した研究を展開しています。
また、それらの研究を一層高度化するために「矯正・保護研究センター」、「地域人材・公共政策開発システム オープン・リサーチ・センター」「里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター」「アフラシア平和開発研究センター」を開設し、これらの研究センターは文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業や私立大学戦略的研究基盤形成支援事業採択され、国内外で高い評価を得て、社会に評価される研究として今まで積み重ねてきた研究活動の成果を集大成し、常に国際的なネットワークのもとで比較研究をおこなうことにより、世界的な視点をも具備した現代的課題への解決方策や人材開発研究といった成果を生みだし、さらに充実した研究体制へと発展を遂げています。




