性のあり方の多様性に関する基本指針について

龍谷大学は、「人権に関する基本方針」を策定し、本学に関わるすべての人が差別やハラスメントなどの人権侵害を受けることなく学び、働き、関わり合えるよう保障することを宣言しています。しかし、昨年度に実施した学内のアンケートにおいて、性的指向や性自認などに関する嘲笑的・差別的言動などが日常的にあり、それによって傷つき生きづらさを感じている人がいることが明らかとなりました。なかでも誤った理解や無自覚にもとづく教職員の言動によって、深く傷ついている人がいるということに気づいてこなかったことを重く受け止め、しっかりと見つめなおさなければなりません。

このたび、龍谷大学は、性的指向や性自認などを理由とした差別や偏見を克服し、誰もが自分らしく安心して過ごすことができるキャンパスを実現するために、本学構成員一人ひとりがとるべき指針として、「性のあり方の多様性に関する基本指針」を策定しました。

基本指針は、あくまで取り組みの第一歩であって、これからの歩みこそが大切です。私たちは、不断の学びと継続した啓発を通し、多様性を認めあう文化の創造に努めてまいります。みなさまのご理解とご協力を切にお願いいたします。

2017(平成29)年12月8日
龍谷大学長 入 澤  崇

性のあり方の多様性に関する基本指針

性的指向や性自認など、性のあり方は多様であり、これらに関する差別や偏見を解消し誰もが自分らしく安心して過ごすことができる大学や社会を目指すことは、すべての本学構成員が取り組むべき課題です。

龍谷大学は、「人権に関する基本方針」のもと、本学構成員の一人ひとりが、性的指向および性自認などに関する悩みや生きづらさを抱える人がいることを常に理解し、合理的な配慮を可能な限り提供するため、次のとおり基本指針を策定します。

  1. 教育、学修、研究、就業等の環境において、性のあり方に関する偏見や差別が生じることがないよう不断の学習と啓発に努めます。
  2. 具体的な対応にあたっては、悩みや生きづらさを抱える本人の意思を尊重して合意形成を目指します。
  3. トイレや更衣室等の利用にあたり、戸籍上の性別等にかかわらず性自認にしたがって自らが選択できるよう、環境整備と理解の醸成を図ります。
  4. 性のあり方に関する個人情報の保護を徹底します。

性的指向(Sexual Orientation)
異性や同性あるいは両性や全性への恋愛や性愛に関する概念です。

性自認(Gender Identity)
自分の性をどのように認識しているのか、どのようなアイデンティティ(自己同一性)を自分の感覚として持っているかを示す概念です。服装や話法、振る舞いといった性の表現などもこれに含まれます。

性的指向、性自認等に関する本学の対応について

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