建学の精神
建学の精神を理解するために -原点を忘れずに-
龍谷大学の建学の精神は、学則第一条に「本学は教育基本法および学校教育法にしたがい、浄土真宗の精神に基づく大学として、広く知識を授けるとともに、深く専門の諸学科を教授研究し、併せて有為の人材を養成することを目的とする」と記されてあります。
「浄土真宗の精神」といっても、その意味するところは深く、一言でいい表わすことは困難です。
そこで、五つの側面からその内容を平易な言葉で述べたものが次の五項目です。
すべての命を大切にする平等の精神
生きとし生けるものが共に仏に成らせていただくという意味での「平等の精神」
真実を求め真実に生きる自立の精神
真実とは「お念仏」であり、真実の「お念仏」を私が真に求め続けようとする意味での「自立の精神」
常に我が身を省みる内省の精神
人間に生まれた以上、仏になる事が目的。
その目的を自分の力ではとうてい達成できないという意味での「内省の精神」
生かされている事への感謝の精神
たえず阿弥陀如来のお慈悲の中に生かされているという意味での「感謝の精神」
人類の対話と共存を願う平和の精神
全ての人が仏法を求めれば自ずと世の中は安穏になるという意味での「平和の精神」
以上の五項目から私たちが読み取らなければならない根本の精神は「お念仏の世界」の認識です。もっと平易に表現するならば、「私の目には見えない仏の世界が存在する」ということです。
わかりやすく具体化された表現ですので、それを各自が勝手に解釈して原点を見失い、五項目が独り歩きしないように、またその根本にある「仏の世界・お念仏の世界」という原点を機会あるごとに尋ね、じっくり噛みしめていただきたいと思います。


