日本独特の古典的形式である和歌が、文学の根幹としてその文化
全般に大きな影響を与えてきたことはいうまでもありません。
現在もなお、国民に愛されているのは、和歌に表現される心の情景が
人々の心を引き付けるからでありましょう。
物語についても同様に親しまれているが、なかでも奈良絵本は、物語の
世界を奈良絵と呼ばれる挿絵で表現しており、古典文学の世界がより身近
に感じられることでしょう。
本学図書館所蔵の国宝「類従古集」を中心として、平安時代から江戸時代
までに書写された「後拾遺和歌集」「新勅撰和歌集」などの歌書や彩色
美しい「竹取物語」「住よし物語」等の奈良絵本、並びに個人蔵の古筆切、
江戸時代歌人の短冊等、約54点を一同に集め展示しました。
ご高覧賜りまして物語や和歌の雅の世界を満喫していただければ幸いです。