『コミュニティソーシャルワーク(ワークブック社会福祉援助技術演習5)』
筒井のり子(社会学部教授)編
|
コミュニティソーシャルワークの技法・技術を実践的に学ぶためのワークブック。各章ごとに理論面の解説も行なっている。
2004年6月刊/126頁/ミネルヴァ書房/1700円 |
『保育所の民営化』
田村和之(法学部教授)著
|
最近の保育所に関する制度・政策を、保育所を利用する国民や保育者の立場に立って、法学的見地から分析・解説し、問題点をえぐり出している。
2004年7月刊/98頁/信山社/997円 |
『オルター・グローバリゼーション宣言』
杉村昌昭(経営学部教授)共訳
|
1976年に『なぜ世界の半分が飢えるのか』で衝撃的なデビューをしたスーザン・ジョージのライフワーク。21世紀のありうるべきもうひとつの世界を提示している。
2004年8月刊/330頁/作品社/2100円 |
『アルカイダ ―ビンラディンと国際テロ・ネットワーク』
坂井定雄(法学部教授)共訳
|
英紙オブザーバ・バーク記者著の翻訳。「9・11」実行を宣言したビンラディンが率いるアルカイダの全容を解明した、日本では初めての出版である。
2004年9月刊/452頁/講談社/2625円 |
『冷戦後の日中安全保障』
坂井定雄(法学部教授)訳
|
欧州の日本外交・安全保障専門家ドリフテ教授の著書の翻訳。日中安全保障関係のダイナミズムを、日本の関与政策を軸に総合的に分析し、未来を予測している。
2004年9月刊/263頁/ミネルヴァ書房/5040円 |
『中央アジアの歴史・社会・文化』
間野英二(文学部教授)共著
|
古代から現代に至る中央アジアの歴史を、歴史・社会・文化の三部構成で概観したもの。放送大学授業科目の印刷教材として出版された。
2004年9月刊/302頁/放送大学教育振興会/3150円 |
『外国人の定住と日本語教育』
田尻英三・田中宏(ともに経済学部教授)共著
|
外国人の定住問題に対して日本語教育をキーワードに多方面からアプローチした初めての書。日本語教育の現場で直面する問題に対して、他分野の知見も積極的に取り入れることで、新しい解決方法を探る。
2004年10月刊/164頁/ひつじ書房/2100円 |
『新世紀アメリカ文学史 ―マップ・キーワード・データ』
松岡信哉(文学部講師)共著
|
アメリカ文学史の教科書として執筆。独自に選定したキーワードに基づくアメリカ小説史の記述や、主要批評文献の解題など、これまでにないアメリカ文学史テキストを目指して編纂した。
2004年10月刊/235頁/英宝社/2520円 |
『カリブの風 ―英語文学とその周辺』
松岡信哉(文学部講師)共著
|
カリブ海地域の文化や文学を多角的に紹介する。筆者は黒人介護士としてナイチンゲールと比較されるメアリー・シーコールの自伝を紹介している。
2004年10月/286頁/鷹書房弓プレス/3150円 |
『医療財源論 ―ヨーロッパの選択』
松 憲雄(社会学部教授)訳
|
著名な保健医療政策研究者が、欧州の国々の経験に基づき、必要な医療財源を確保するための、公平で効率的な財源政策を論じた研究書の翻訳である。
2004年10月刊/331頁/光生館/3570円 |
『爆発的パワー養成プライオメトリクス』
長谷川裕(経営学部教授)訳
|
各種スポーツで必要とされる爆発的パワーを養成するトレーニング方法として注目を集めるプライオメトリクスについての理論と実際の書である。
2004年11月刊/194頁/大修館書店/2100円 |
『インド 国境を越えるナショナリズム〈新世界事情〉』
長崎暢子(国際文化学部教授)著
|
インドの近代化と独立を支えたナショナリズムは、ときに国境に閉ざされた内向きの論理として、ときに国境を越えたインド移民コミュニティの論理として、「悠久のインド」イメージを塗り替えようとしている。
2004年11月刊/150頁/岩波書店/1890円 |
『NPOの電子ネットワーク戦略』
松浦さと子(経済学部助教授)共著
|
NPOの電子ネットワーク戦略を調査。企業や国家から自立する市民運動の広がりと、その背後の情報化・グローバル化との関連を分析する。
2004年11月刊/240頁/東京大学出版会/3990円 |
『「後漢書」第八冊 列伝六(巻五十四〜六十五)』
吉川忠夫(文学部教授)訓注
|
「後漢書」のすべてについて訓読を行ない、注釈を施し、適宜現代語訳を付す。本冊は『三国志』世界と交錯するところが多い。
2004年11月刊/626頁/岩波書店/1万4700円 |
『理工系の数理 微分積分+微分方程式』
四ツ谷晶二(理工学部教授)共著
|
高校1年生程度の予備知識で、微分積分の基礎から、現象を解析するため最重要な道具となる微分方程式の基礎までを、易しく明快に解説した。
2004年11月刊/306頁/裳華房/2835円 |
『プラクティカルジーニアス英和辞典』
東森勲(文学部教授)編集主幹
|
外国人に日本文化を発信したり、英語の意味をより深く理解するための英和辞典で、例文には日本文化を英文にした〈日本初〉や、〈ジョーク〉マークもある。
2004年11月刊/1964頁/大修館書店/3045円 |
『日本地名学を学ぶ人のために』
糸井通浩(文学部教授)編
|
地名は無形の文化財。しかし、地名学はまだ若い学問である。これからこの学問を志す人のために、研究の種々層について概説した、本格的な手引き書。
2004年11月刊/340頁/世界思想社/2415円 |
『傷ついた生命を育む ―虐待の連鎖を防ぐ新たな社会的養護』
金子龍太郎(社会学部教授)著
|
本書は、親から虐待・ネグレクト(放置)された子どもの保護育成に対して、多角的に論じ、国際児童支援組織「SOS子どもの村」の意義を説き明かした。
2004年12月刊/270頁/誠信書房/2520円 |
『「TOEIC 」 Test スキルアップ・リスニング編
Tips and Techniques for the TOEIC Test』
李洙任(経営学部教授)編著/角岡賢一・嶋林昭治(共に経営学部助教授)著
|
苦手なリスニングでも、重要な情報を大づかみに理解する方法(トップダウン方式)を用い、文法や語彙が能動的に使えるようにすることを目的としている。ラップ音楽にのって楽しくボキャブラリーを学んだり、Web上でプラクティステストを紹介するなど今までにない教材である。
2004年12月刊/229頁/郁文堂/2415円 |
『身体で読むファンタジー ―フランケンシュタインからもののけ姫まで』
細川祐子(文学部講師)共著
|
身体にかかわる象徴や引喩でファンタジーをスリリングに読み解いている。恐怖物語の古典(フランケンシュタインやドラキュラ)から宮崎作品までを貫くものは何かを解説している。
2004年12月刊/240頁/人文書院/2520円 |